Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

{山]山笑う

毎日通る内竈の山が最近明るくなりました。北に面しているので冬の時分はなんとなく暗かったのですが、このところ山桜が咲き、落葉樹の芽吹きも盛んです。、さらに、樫や樟その他の常緑樹もそろそろ春落葉して瑞々しい葉に生まれ変わって山全体が明るくなっ…

「大正の広重」吉田初三郎

3月1日づけブログで紹介しました『別府の古い道 歴史散歩』の表紙は、大正13年の吉田初三郎作の「別府鳥瞰図」とカバーの裏に書いてあります。この表紙絵と同じような絵を別府市美術館で見たような気がするだけで、恥ずかしながら、作者の吉田初三郎につ…

音楽は楽しい

別府中央ロータリークラブ創立20周年記念演奏会のチケットをMさんから戴いていたので聴きに行きました。ラストの4ステージは「混声合唱とピアノのための組曲 別府鶴見火山」でした。この曲は、別府市民合唱協会の委嘱を受けて、佐々木均太郎の作詞に佐藤…

春眠曉を覚えず

春眠に大和魂なき電車 安田直子 朝6時頃目覚めてトイレに立ち、起きるには早すぎるか、と二度寝してしまう花冷えの今日この頃です。夏になれば5時半か6時頃目覚めればそのまま起きて散歩に行くのですが、今頃は眠くて二度寝のあと目が覚めたときは既に日…

源平桃

giyuーさんから写真のようなきれいな紅白の桃の花の画像添付メールを戴きました。1本の木から紅白の花が咲くこの桃を今頃あちこちで見かけますが、「源平桃」という雅な名を持つハナモモの一種です。なるほど源氏の白と平氏の赤の旗の色からとったもの…

内川聖一選手大活躍                           

昨日は4時間、テレビの前に釘付けでした。決勝戦は5回目の宿敵韓国戦で、両チームとも好投手を打ちあぐねながらも随所で好プレーを見せてくれ、勝っても負けても1点差を予想させる好ゲームでした。全試合を通じ、大分工業高校ー横浜ベイスターズの内川聖…

自然暦

またまた倉嶋厚先生にご登場願いましょう。 中国人に比べると、日本人は月日を数える技術の獲得に遅れていたようです。3世紀の中国人が日本について記した『魏志倭人伝』には、それより前の古文書の『魏略』を引用して、「その俗、正歳・四時を知らず、ただ…

なごり雪

21日(土)の朝日新聞土曜版の「うたの旅人」で、伊勢正三さんの『なごり雪』が取り上げられていました。この記事は、伊勢さんが南こうせつさんの誘いで「かぐや姫」に参加し、『なごり雪』を作曲するに至った背景や、作曲の動機や場面などが書かれていま…

ふるさとミュージカル

津久見市の「樫の実少年少女合唱団」の30周年記念公演を聞きに行きました。久しぶりの感動的なミュージカルでした。 津久見の源兵衛さんは名うての茸師で、新しい椎茸の栽培法を弟子の三平に伝授します。その技術を受け継ぐべく修行中の三平は23歳の時、…

江戸彼岸桜

今日は生家の先祖のお墓参りをしてきました。父母の祥月命日と春・秋の彼岸には墓と仏前にお参りするのが習わしです。父は四月、母は6月が祥月ですが、両彼岸とあわせて四回の里帰りの道々の季節の花々や木々を楽しむことができます。今日は生家の畠の満開…

春分の日の花

亀川古市の三女神社(『別府の古い道 歴史散歩』p22)のサクラ(ソメイヨシノ)が開花していました。 鮮やかな黄色の花 上はレンギョウ、下はオウバイ。 根性花(?) 上はタチツボスミレ、下はノゲシ。いずれも土の全くないコンクリの隙間に生えていまし…

杏(あんず)

バラ科サクラ属スモモ亜属の落葉高木。中国東部原産で、紀元前3千年頃から栽培され、東アジア系と西アジア系に分化した諸系統がある。日本では長野県、山梨県、東北諸県に多く見られる。別名カラモモ。梅の花におくれ、桃に先んじて淡紅色や白色の花をつけ…

モクレン科の花

辛夷(こぶし) モクレン科の落葉高木で樹高10メートルにも達する。木蓮よりやや早く、早春のころ葉に先立って6弁の白い花を咲かす。花は木蓮のようにラッパ状ににならず平開する。蕾の形が人の握りこぶしに似ているからこの名があるという。東北地方では…

除草

2月25日のブログで書いたとおり、春の七草の中の二つ、ハコベラとホトケノザに大根畑が完全に席巻されていました。今日は、ぽかぽか陽気に誘われてこの侵略者を退治することにしました。まだ大根が残っている2坪弱の畠を覆っていたこの雑草を引き抜いて…

耕す

我が家の東側の石垣の下にコンクリートで囲んだごみステーションがあります。もともと団地造成時からあるが、数年前からこの組のゴミ集積場所が他のステーションに変わったことからこのステーションが使われなくなり、前自治会長さんから土を入れるから適当…

「石橋の町」院内10キロウォーキング

昨日までの不安定な天気が嘘のような今日の空、絶好の春の行楽日和の今朝は放射冷却でグンと冷え込みました。目的地の院内へ向かう山道に沿った田畑は霜に覆われ、ところどころの田圃の水たまりには薄氷が張っていました。 本日のイベント名は「第19回いん…

さようなら「富士」 (2)

東京〜大分間千キロ以上を17時間かけて44年間走り続けた寝台特急「富士」、ラストランに東京駅では3000人、大分駅では1200人が見送ったといいます。上京と里帰りの長距離移動にはなくてはならない鉄道便でした。各地方、各世代の人々のさまざま…

さようなら「富士」

3月14日のダイヤ改正で「寝台特急富士」がなくなることになり、今日がラストランでした。学生時代が関東ではなかったので、若い頃に何度も利用したことはないのですが、その後、東京往復に幾たびか乗ったことがあります。缶ビールを飲んで「眠っていれば…

散歩で見た花

今日も1時間余の散歩で、いろいろな花に出会いました。 写真は上から下へ、モクレン、エンドウ、ソラマメ、ユキヤナギ、モモ、オウバイ、タンポポ、ミモザ、イヌフグリです。赤、白、青、黄とそれぞれ個性的な色を楽しませてくれます。今さらのように、日本…

大分農業文化公園・椿園

早春ロングフェスティバル(2月21日〜4月12日)の日指の椿まつりに行ってきました。園内には205品種のうちの150品種が、フェスタ期間中に順次開花するそうですが、なるほど、今が盛りのものからまだ固い蕾のもの、そろそろ開きかけたものまで、…

田山花袋と別府

島崎藤村とともに自然主義文学の双璧といわれた田山花袋は、本名・田山録弥。(録弥でもニックネームとして立派に認知されそうですね。)明治25年(1892)、『落花村』という作品をはじめて「花袋」の名で発表しました。柳亭種彦の「用捨箱」の中から…

啓蟄

午後になってまた降り出しました。 降り始めまた春霖となりにけり 季節・天候・気候・天気を考えるときについ開いてみたくなるのが、倉嶋厚さんの著書です。『季節よもやま辞典』、『日和見の事典』、『季節みちくさ事典』の3冊はいつもすぐ手元にあります…

短歌や俳句に見る別府

最近、別府はかつての別府温泉の賑わいを取り戻すべく、官民あげてさまざまなPR活動を展開しています。そのお先棒を担ぐわけではありませんが、別府を詠んだ短歌と今頃の季節の俳句を紹介しましょう。 やはらかき湯気に身を置くわれもよしこよひおぼろの月…

アオサギ

釣り好きの人や釣りのうまい人のことをよく「太公望」といいます。 中国の周の文王が渭水で釣りをしている呂尚という人に会い、いろいろ話しているうちに、政治や軍事のことについてなかなかの見識がある人物であることがわかりました。文王はこれこそ父・太…

便利・速い

就職2年目から3年間、自炊生活をしたことがあります。ご飯はガス釜で炊いたが一人分を二日分炊いていたと思います。山奥のことゆえ、近くには何でも屋の小さな店1軒しかなく、魚は干物しか食べられなかったなあ。よくお世話になったのは、マルタイの棒状…

 くきが続けば…

ヤレ そうらん そうらん 沖の鴎に 潮時きけば 私ゃ立つ鳥 波にきけ チョイ ヤサエーヤー ドッコイショ くきが続けば 千両や万両 網も鰊で 銀の色 玉の素肌が しぶきに濡れりゃ 浮気鴎が 見て騒ぐおなじみ、北海道民謡の「そうらん節」です。2番の歌詞の冒頭…

ものの芽

春霖か菜種梅雨か、このところぐずついた天気が続きます。関東以北では雪となっていますが、三寒四温というように、暖かくなったかと思えばまた寒さがぶり返しています。 冴へ返り冴へ返りつゝ春央ば 西山泊雲 しかし、着実に春になりつつあると感じるのは、…

「おくりびと」ふたたび

昨日「おくりびと」の二回目を観に行きました。同じ感動を二度も味わったことですが、今回はアカデミー賞の審査員がこの映画のどんなところに注目し、なぜ高い点を付けたのだろうかなどという余計なことが頭にありました。 主人公・小林大悟(本木雅弘)は妻…

別府を訪れた文化人たち

『別府史談』第21号に創刊号以来の総目録がある。その中の第10号に「別府を訪れた文化人たち」(明治期から昭和20年にかけて)という大塚俊英氏の論文がある。たまたま10号が手元にあったので開いてみた。1996年の号であるが、次の文人達につい…

」『別府の古い道 歴史散歩』

この本は別府史談会創立20周年記念事業の一環として企画され、この2月末に出版されたものである。「別府を通る古い道が、新しい市街化計画や道路建設によってだんだん失われている。今のうちに古い道の跡を調べ、書物に残す必要がある」という1史談会会…