Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

ふるさとミュージカル

 津久見市の「樫の実少年少女合唱団」の30周年記念公演を聞きに行きました。久しぶりの感動的なミュージカルでした。
      
 津久見の源兵衛さんは名うての茸師で、新しい椎茸の栽培法を弟子の三平に伝授します。その技術を受け継ぐべく修行中の三平は23歳の時、猛吹雪におそわれて…という単純な筋書きの物語ですが、三部構成の全部で歌われる合唱は、独特の発声法を身につけた樫の実合唱団ならではの響きの豊かなよく通る声で、合唱の魅力を充分に伝えてくれました。グランシアタのステージ一杯に繰り広げる歌と踊りはすばらしく、幼稚園児達のかわいい演技を見ていると涙がこぼれそうでした。プログラムの出演者を数えてみると幼稚園児28名、小学生47名、中学生15名、高校生17名、大学生3名、卒業生17名、男声合唱団ライムストーン13名、ちびっ子特別団員9名の総勢149名が入れ替わり立ち替わり歌い踊る様は壮観でした。会場は3階までほぼ満席の盛況でした。この観客動員力のすごさと、30周年というのに平均年齢の若さ(勿論ライムストーンを除く)の二つは、今秋40周年を迎える我が豊声会にはありえないことで、まさに脱帽です。
 近頃になく目と耳とに栄養ををもらった春の宵でした。