Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

カイツブリ(鳰=にお)

カイツブリはハトを丸っこくしたぐらいの水鳥で、留鳥である。子どもの頃、池にいるのを見て名前を尋ねると、父は「ありゃ、ケーツーちいうんじゃ」と教えてくれた。以来、見かけるたびにアッ、ケーツーだと反射的に出てくる名前も、カイツブリというと何だ…

メジロ

昨年の秋は大分国体のマスコット「めじろん」が各方面で大活躍し、その後もその愛くるしさから大分県民の人気者になった。式典音楽の中でも「めじろん」の歌は最も楽しい、歌いやすい曲だった。誰のアイデアだったのか知らないが、大分県の鳥であるメジロか…

沈丁花

じんちょうげ げんかんの戸をあけたら プーンといいにおい あっ じんちょうげだ いつのまにさいたの おかあさんが死んでから うら口からばかり 出はいりしていたので 少しも気がつかなかった おかあさん おかあさんのすきな じんちょうげがさいたよ 私はげん…

雨水

「よく降りますね」このところ人に会えば交わす挨拶である。それもその筈、18日は「雨水」と暦に書いてあった。24節季のひとつの「雨水」で、アマミズではない。雪が雨に変わる頃という意味で、「木の芽萌やし」、「木の芽起こし」、「木の芽張る雨」の…

アカデミー賞ダブル受賞

なんと、24日の朝日の1面トップ見出しとなった二つのアカデミー賞受賞記事である。「つみきのいえ」については事前に見たこともなく全く知らなかったが、「おくりびと」はノミネートされはしたが、かなり有力な外国作品があったので難しいだろうという大…

雑記帳より

毎週月曜日の朝日歌壇・俳壇の全首、全句を読んで、うーんいいなあ、うまいなー、面白いなーと思う歌句を雑記帳にメモするのが習わしである。今週の短歌より。 おかあさんちゃわんについたごはんつぶあつまれしてよもったいないから いしはらゆうご(4歳 母…

 雅号 その2 漱石

中国の『晋書』の中の『孫楚伝』の「漱石枕流」(石に漱ぎ、流れに枕す)からとったといわれる「漱石」。俗世間を離れて自然に親しむという「沈石漱流」(石に枕し、流れに漱ぐ)と言うべきところを間違えて「漱石枕流」と言ってしまい、間違いを指摘された…

 春の小川は(2)

今朝の放射冷却による寒さは日中の暖かさを予想させたが、案の定ぽかぽか陽気となった。山々は春霞がたなびいていよいよ春らしくなった。と言えば美しいが、たぶん黄砂のお出ましであろう。今から日に日に暖かくなるのはいいが、招かざるお客さんの黄砂と杉…

 チェ39歳 別れの手紙   

「チェ 28歳の革命」を観たのはちょうど1ヶ月前だったが、今日は第2作を観た。今日がシネフレックスでの上映最終日というのに、平日のせいか観客はわずか8人だった。 第1作が若きチェ・ゲバラがフィデル・カストロの右腕となってキューバ革命を成功さ…

雅号 その1 子規

子規の本名は正岡常規(つねのり)。子規と名乗ったのは明治22年(1889)、喀血した22歳の時だった。子規とはホトトギスのことであるが、ホトトギスは不如帰、、時鳥、子規、杜鵑などと書く。ホトトギスは赤い口を開けて鳴く様が結核患者の血を吐く様子…

推敲

松尾芭蕉が歩いた「奥の細道」は、敬愛する西行の足跡をたどる旅だった。西行が「道のべに清水流るる柳かげしばしとてこそ立ちどまりつれ」と詠んだ「遊行柳」(栃木県那須町芦野)を訪れた芭蕉は、元禄2年(1689)年に 水せきて早苗たばぬる柳陰 と詠…

早春の色

この時期は、草萌え・草青むなど早春はだんだんとあおい色が目立ってくる。ひとくちに「あお」といってもすぐに思いつくのは青・碧・蒼などいろいろあるが、辞典を引けばまだ「あお」という字があるだろう。草「青」むや信号の「青」は「緑」だが、藍色や水…

 三月の甘納豆のうふふふふ

坪内稔典という俳人には遊び心の俳句が多い。というか、何じゃこりゃ、と凡人には訳のわからないと思える俳句なのだ。タイトルの句は話題となった句であるが、実は甘納豆の句は三月だけではない。 一月の甘納豆はやせてます 二月には甘納豆と坂下る 三月の甘…

 JRウォーキング吉野梅祭コース

絶好のウォーキング日和のもと、男声合唱団豊声会「歩かん会」5人衆は大分駅8時31分発の電車で豊肥線竹中駅へ向かった。「豊肥線に乗るんちゃひさしぶりじゃなー」と異口同音の5人衆。最近、高架化が完成した豊肥線のホームにはエレベーターで上る。高…

 春の小川は

近くの蓮田に注ぐ小流れの推進10センチ足らずの水に、もうメダカが泳いでいた。ドジョウも砂煙を残して潜った。冷川という関の江海岸に注ぐ小さな川は、別府市内で唯一の温排水が流入しない人為汚濁指標の小さな良好な水質(AA型)の河川である。この冷…

 は〜るがき〜た〜(^o^)

この2,3日暖かい。春が来た、を実感。今日、九州北部地方と山口県に「春一番」。南から暖かい風が吹きこみ、別府湾の沖合にも白波が立っていた。デジカメをぶら下げ、春の息吹を拾ってきた。菜の花はずいぶん前からあちこちに見られる。 ツクシも去年と同…

 けさの鳥たち

南側の窓の下の小径を挟んだすぐ向こうが、クス・カシ・シイ・ヤブツバキなどの常緑広葉樹の林になっている。2本のクスの大木は我が家の屋根を覆わんばかりで、木の葉が雨樋につまり往生している。だが、この林には四季折々の小鳥の姿が見られる。今朝は、…

二つの俳句会

NL句会 毎月第2火曜日、別府ニューライフプラザで行っている句会である。登録会員は20名で男性3名。特に指導者や主宰はいなくて長老のDさんが代表者。昨日の出席は13名。3句投句5句選句。次の5句を選んだ。 怠りし日のご馳走や寒卵 S・Iさん …

明日2月11日は「建国記念の日」〜なぜ「の」が入るの?

ちょっとうるさいが、この「の」の謎解きには「紀元節」の歴史にまで遡らなければならない。 日本国は神武天皇の即位を以て建国とするという、戦前までの考え方を知らねばならない。この論拠は古く日本書紀の「辛酉年春正月庚辰朔天皇即帝位於橿原宮是歳為天…

ふるさとの文化財 「別府の棚田」

別府中央公民館主催の「古里の文化財」今年度最終講座を受講した。飯沼賢司別府大学教授の「別府内成(うちなり)の棚田」がテーマ。プロジェクターによる写真映像を示しながらのわかりやすい話であった。 1965年頃から日本の農業が規模拡大、機械化に伴…

関の江新町芸能文化祭

今年も7,8日に目の前の公民館で文化祭がおこなわれた。260戸ぐらいのこの団地の自治会には、1年に三つの町内挙げての行事がある。運動会・夏祭りそしてこの文化祭であるが、今年は新しく芸能部門を加えて「芸能文化祭」となった。何せ狭い会場、しかも…

梔子(くちなし)の実

いつもの散歩の山手の斜面に梔子の実を見つけた。痩せた細い枝にとびとびに5,6個の実が熟れていた。秋に実るので、もっと早い時期に熟れているのが目に付いたはずだが、今まで気づかなかった。晩秋には、ほぼ同じところに鮮やかな紫のムラサキシキブが実…

二人芝居「かもめ来るころ」 ― 松下竜一と洋子

今日、Oさんと音の泉ホールであった二人芝居「かもめ来るころ」を観に行った。開演20分前に行列の最後尾についた。思いがけず会場で梶原得三郎さんと会った。彼は、大分と中津で上演されるこの芝居のチラシを私に送ってくれた人である。というよりも、松…

作家のペンネーム考

カンムリカイツブリ 今朝の新聞に直木賞作家、泡坂妻夫の訃報。愛読したわけではないが不思議なミステリー作品があったように思う。独特の名前はそのペンネームで、本名、厚川晶男「あつかわまさお」をならべかえ、「あわさかつまお」として適当な漢字で「泡…

立春

昨日節分、今日立春。ここ別府は3月下旬の陽気である。この暖かさは1週間ぐらい続きそうとか。あちこちで紅梅、白梅が美しい。 2週間前の水曜日に初めて胃カメラをのんだ。小さな潰瘍が見つかり、その組織の一部をとられ、検査結果を今日聞くまで落ち着か…

浅間山、桜島噴火

きのう2月2日、浅間山(写真左=読売新聞)と桜島(同右=朝日新聞)が噴火した。気象台は両火山とも、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げた。この二つの山は代表的な活火山である。 ところで、富士山や近くでは由布岳は、い…

 雑記帳より

・今年は杉花粉が早くから飛び始めたらしい。 「杉花粉飛散 花粉症悲惨」 八木 健(滑稽俳句協会会長) ◇なるほど、俳句のリズムだ ・言葉メモ 「ペットに水・餌を〈あげる〉」という人が多い。丁寧語のつもりかもしれないがなんかおかしい。名詞の形の時、…

 北原人形芝居

[ 2月1日、中津市大字北原の原田神社の万年願が行われ、恒例の人形浄瑠璃芝居が奉納された。この人形芝居の歴史は古く、700年をさかのぼると伝えられている。伝説によれば、鎌倉時代、最明寺入道時頼が諸国巡業の途次、中津市大字湯屋において大病にか…