Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

麦秋の宇佐平野

今日で5月も終わり。つい正月がこの前だったと思っていたのに、今年もはや半ばになろうとしています。 先日の朝日新聞大分版に、この時期にふさわしい写真が載っていました。八面山(箭山)を背景に、雄大な宇佐平野を黄金色一色に染めた麦畑のすばらしい写…

梅雨

来る6月3日のNL句会の兼題は「梅雨」です。そろそろこの季題で1句をひねり出さなければならないのですが、句想が全く湧きません。なぜなら、まだ梅雨に入ってなくてそれらしき雨がないからです。 沖縄地方は既に梅雨に入っていますが、いまは中休みのよ…

白い花が咲いてた

西方の霧が明るむ山法師 能村登四郎 梅雨の前から緑の葉の上に真っ白く見えるこの花はミズキ科の落葉高木で、ヤマボウシ(山法師)といいます。華やかで、かつ、清楚な感じのこのヤマボウシの花は私の好きな花の一つですが、山に咲いているのを見ることがあ…

波瀾万丈の人生 情熱の詩人 江口章子

5月22日に書いた北原白秋の記事で、白秋の2番目の妻・江口章子(あやこ)について触れましたが、章子が白秋と出会う前と、白秋と離別したあとの章子の人生をたどってみたいと思います。 明治21年(1888年)、大分県西国東郡香々地町(現、豊後高田…

明礬温泉十一地蔵めぐり

昨日の扇山ウォークのあと堀田温泉で汗を流し、その足でNさん,Mさんと連れだって明礬温泉に行きました。堀田温泉の「蛤の汁」の湯に入ったばかりなので、明礬では湯には入らず、「明礬十一地蔵のおせったい」めぐりをしました。 まず3番地蔵のある山田屋…

ウォーキング

*「ウォーキング」泉都ウォーク 扇山・桜の園ウォークの巻 別府湾ウォーキング協会主催のこのウォークのこのコースに初めて参加しました。男声合唱団豊声会のいつもの5人の仲間と一緒です。別府市の南立石公園の開会式後、本格的な入念なウォーミングアッ…

みずみずしい初物

キウリの初物を朝採りしました。食べたら寿命が3年延びるという初物はこのあと、ピーマン、トマト、ナスと続くから、今年だけで10年以上は寿命が延びそうです。 小松菜は間引いたあと初めての収穫ですが、かなりの虫食いです。虫が喜んで食べるのだから、…

北原白秋

「からたちの花」「この道」「ペチカ」「あわて床屋」「待ちぼうけ」「砂山」などは、今まで男声合唱で歌ったことのある曲です。「柳河風俗詩」は多田武彦が曲をつけた男声合唱組曲で、何度か歌い、今でも全国何処かの男声合唱団で歌い継がれている名曲です…

光り輝く国スリランカ

もう昨年のことになります。近所にAPU立命館アジア太平洋大学の学生寮「クレオハイツ」があり、アジア各国からの留学生によく出会います。女学生に出会ったのできいてみました。「お国はどちらですか。」「スリランカです。」「“インド洋の宝石”スリラン…

メキシコマンネングサ

5月14日付の本ブログで書いたメキシコマンネングサを中学校で栽培しているということを、昨日の夕方のNHKTVローカルニュースで見ました。中津市立山国中学校のことです。この中学校は昭和20年代の終わりに大型町村合併があり、旧三郷村・溝部村・…

ホトトギス

一昨日の本ブログにホトトギスについて書き、さまざまな異称を紹介しましたが、なぜその字が宛てられるのかを調べてみたら『ことばの道草』(岩波新書)に次のようにありました。 「沓手取り(くつてどり)」は、この鳥が前世に沓をつくって売ったという俗説…

卯の花とホトトギス

ホトトギスの声はまだ聞きませんが、卯の花はもう咲きました。冷川沿いに咲いている野茨のとなりに、その白さでは野茨に負けることなく匂うばかりに咲いています。卯の花は旧暦4月(卯月)に咲くことからその名がありますが、学名はウツギ(空木)の花です…

変な個性的な花

別府市古市の民家で面白い花を見つけました。以前、内竈の民家でも見たことがありますが、まるで「真っ赤なブラシ」です。『花おりおり』(朝日新聞社)に載っていました。名前はズバリ「ブラシノキ」です。オーストラリア原産だそうですが、最近の地球温暖…

関の江海岸の初夏

この写真なんだかわかりますか。美味です。ビールのつまみに絶品です。昨日海岸を歩いているとちょうど干潮だったので、別府湾ロイヤルホテル手前の胡麻が坂下の磯浜に行き、そこで拾った蜷です。せいぜい親指の先ぐらいの小さな巻き貝で、スガイという名が…

花茨

ここかしこ岸根のいばら花咲きて夏になりぬる川ぞひの道 木下幸文 我が家の下の方に冷川(ひやかわ)が流れています。十文字原東部の表面水と渓谷の湧水を集めて関の江海岸に流れ込む川で、別府市街地の中では唯一の温泉水の流入がない川です。距離は320…

『朝日歌壇2009』

いつだったか、朝日出版から「昨年、朝日歌壇に入選したあなたの短歌を『朝日歌壇2009』に載せていいか」という意味の掲載許諾伺いのような文書を受信していました。○○月△△日までに返事をいただきたい、返事のない時は承諾戴いたものと判断します、など…

襖の下張り

過日、亡父の祥月命日の墓参りに実家に帰りました。例年真っ盛りのサツキ、シャクナゲ、ヤマブキなどの庭の花々が今年はもう蘭けていて、季節のずれを感じました。 最近、座敷の古くなった襖4枚を新調し、古い襖を焼却する前に実家の姉から連絡を受けていた…

核廃絶は世界の潮流となるか

米国は、日本への広島・長崎への原爆投下は戦争を終わらせるための手段として有効だった、との公式見解を変えずに今日まで来ていました。ところが、オバマ大統領が先月5日のプラハでの核軍縮の演説で「核を使用した唯一の核保有国として行動する責任がある…

立夏・こどもの日

5月2日の、夏も近づく八十八夜が過ぎたと思ったら今日はもう「立夏」です。立夏といえば、たいていの歳時記に載っている句があります。 おそるべき君等の乳房夏来る 西東三鬼 このところの天気予報ではまだ山間部の遅霜の注意があったり、札幌市では何日か…

休日考

4月29日昭和の日、5月3日憲法記念日、4日みどりの日、5日こどもの日、6日振り替え休日と、世の中は「大型連休」とかまびすしいようです。我が家は勤め人も学齢期の人間もいなくなって久しいので、連休は何も特別な日々ではありません。その証拠に、…

憲法記念日

きょう5月3日は憲法記念日です。国民の祝日に関する法律(祝日法)によると、「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」日と定義してあります(何とも素っ気ない定義)。 1946年11月3日に公布され、6ヶ月を経て1947年5月3日に施行され…

『芥川龍之介三百句抄』

凩や目ざしに残る海のいろ 青蛙おのれもペンキ塗りたてか 水洟や鼻の先だけ暮れ残る 芥川龍之介の俳句といえば上の3句しか思いつきませんが、歳時記の例句に取り上げられていて記憶に残っているのだと思います。「凩や…」の句は、凩の名句とされる山口誓子…

深耶馬渓ゴールデンウォーク

快晴の29日「昭和の日」、緑滴る深耶馬渓の8キロを豊声会仲間3人とともに歩きました。昨年の11月23日紅葉の深耶馬ウォークを楽しんで以来、今度は新緑の深耶馬渓のウォークです。やはり、紅葉と新緑の両方の景色を見なければ、耶馬渓の素晴らしさを…