Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

明礬温泉十一地蔵めぐり

 昨日の扇山ウォークのあと堀田温泉で汗を流し、その足でNさん,Mさんと連れだって明礬温泉に行きました。堀田温泉の「蛤の汁」の湯に入ったばかりなので、明礬では湯には入らず、「明礬十一地蔵のおせったい」めぐりをしました。
     
 まず3番地蔵のある山田屋旅館では、甘茶とおはぎのお接待を受けました。お腹がすいていたので、出されたおはぎにパクついたあと、カメラに収めておこうと思いついたはいいが、既に二口食べたあとでした。
     
 お行儀の悪い写真となってしまいました。豊前屋旅館には何とも素朴な彫りの石造地蔵が鎮座。
     
 滝見の地蔵様には、五百羅漢を思わせるおびただしい数の地蔵を集めていました。 
     
 水子地蔵もたくさん祀られていましたが、中でも右手に赤ん坊を抱いた木造の地蔵は、何とも素朴なものです。
     
11カ所の地蔵を巡ってお参りするたびに懐かしい昔ながらのお接待菓子を戴き、スタンプを押してもらいました。この狭い明礬地区に。願掛けや供養の地蔵菩薩がこれほどたくさん作られているとは全く知りませんでした。人間いつの世も、人知に及ばぬことは、最後には祈りと信仰にいきつくものかもしれません。
   
郭公を聞きつつ地蔵めぐりかな
 いつも明礬温泉は、硫黄の匂いをかいでヘアピン道路を車で駆け抜け、たまにお土産品を求めて岡本屋さんに寄るだけでしたが、こうして歩いてみると意外な発見がありました。深山幽谷を思わせる瀧に巡り会ったり、子どもたちが接待の駄菓子を持って走り回っていたり、思いがけず、カッコウの鳴き声を聞くこともできました。扇山ウォークにつづき、五感をリフレッシュすることができた一日でした。