Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

関の江海岸の初夏

       
 この写真なんだかわかりますか。美味です。ビールのつまみに絶品です。昨日海岸を歩いているとちょうど干潮だったので、別府湾ロイヤルホテル手前の胡麻が坂下の磯浜に行き、そこで拾った蜷です。せいぜい親指の先ぐらいの小さな巻き貝で、スガイという名があります。湯がいて針でくるくる身をほじくって食べると、適度の苦みと磯の香りを味わうことができます。かつて合唱団の仲間に味わって貰ったこともあります。商品価値はないと思っていたけれど、先日スーパーで一皿350円で売っていました。
来し方を草書で記す蜷の道



乾燥して地味の痩せた浜辺を好む植物の花が咲いています。ハマヒルガオの群落です。アップで見ると朝顔そっくりです。
     
 テトラポットと堤防のわずかなすき間にたくましい緑を見せているのはハマウドです。
     
小さな黄色い花の群落は、堤防横の水のない側溝に密生しています。名前がわからないので帰って調べてみるとメキシコマンネングサのようです。ビルの屋上の緑化に耐乾性抜群のこの植物を植えて、ヒートアイランド現象の防止に役立てようという試みがあるそうです。
「雑草のように強い」「名もなき雑草」とよく言われますが、雑草や野草は本当にたくましく環境に適応して生きています。名があるのにその名を知らぬが故に「名もなき」と形容するのは、植物に失礼なことだと思い、図鑑や事典で調べるように務めていますがわからない木や花や草がたくさんあります。人間と同じで、仲良く親しくなろうとするには、まず相手の名前を知ることですね。