Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

季節

 春が来た

マンサクやポニーテールの女学生 渓石 眠い子もまだいる寝覚めつくしんぼ 渓石 水温むイソヒヨドリの恋の歌 渓石

 春の息吹 その2

冬至から早や1ヶ月経って、30分ぐらいは昼間の時間が長くなったような気がする。節分、立春まであと1週間だ。 探梅気分で日頃のコースより脚を伸ばし、柴石温泉に通じる山道を歩いた。内竈という集落のいちばん奥まった所の峠道の脇に、毎年一番先に会え…

 早春点描

梅がほころび、菜の花が笑い、春は確実にやってくる。明日は雨水(うすい)だ。 春浅きこの頃になると、河口の汽水域では、青海苔が微妙に濃淡の違う美しいさ緑を見せる。冷川河口の岸壁は、緑色がまるでケーキのように層をなしている。 古市の畠のキャベツは…

 どこかに春が

やっと風邪が癒えたようなので、4日ぶりに散歩に出かけた。まだ、寒のさなかであるが、春の息吹を探して歩いた。 春の花では菜の花が最初に目にとまる。 菜の花といふ平凡を愛しけり 富安風生 山路来て何やらゆかしすみれ草 松尾芭蕉 犬ふぐり星のまたゝく…

 啓蟄

啓蟄や一と鍬ごとの地の匂い 若葉たけを 昨日3月6日は暦に啓蟄とあります。新聞やテレビで「啓蟄とは、二十四節気の一つで、暖かくなって冬眠していた地中の虫が出てくる」ことだと、説明してくれますが、二十四節気とはいったい何でしょうか。 月の満ち欠…

 桃の節句

昨日3月3日は桃の節句だった。桃の節句といっても、花屋以外の野外の桃はまだ開花していない。きのうの散歩途中、畠の脇の桃の枝を一枝頂いて花瓶に挿した。 生物季節観測統計によると、モモの開花平均日は熊本3月21日、福岡3月31日となっている。桃…

 Spring has come

今日は全国的に気温が高く、2月としては異例な、22度を超えた季節はずれのの暖かさの地方も多かったようです。まさに“春がきた”という感じです。今日出会った早春の花を紹介します。 玄関脇の赤、白の沈丁花のうち赤の花が綻び、甘く強い早春の香りをあた…

水無月

6月を陰暦では「水無月」ということよく知られていますが、梅雨の6月に「水の無い月」とはおかしいじゃないかといわれることがあります。陽暦では7月にあたるので既に梅雨が上がった晩夏になります。 「水無月」については古来さまざまな語源説があります…

梅雨

来る6月3日のNL句会の兼題は「梅雨」です。そろそろこの季題で1句をひねり出さなければならないのですが、句想が全く湧きません。なぜなら、まだ梅雨に入ってなくてそれらしき雨がないからです。 沖縄地方は既に梅雨に入っていますが、いまは中休みのよ…

卯の花とホトトギス

ホトトギスの声はまだ聞きませんが、卯の花はもう咲きました。冷川沿いに咲いている野茨のとなりに、その白さでは野茨に負けることなく匂うばかりに咲いています。卯の花は旧暦4月(卯月)に咲くことからその名がありますが、学名はウツギ(空木)の花です…

立夏・こどもの日

5月2日の、夏も近づく八十八夜が過ぎたと思ったら今日はもう「立夏」です。立夏といえば、たいていの歳時記に載っている句があります。 おそるべき君等の乳房夏来る 西東三鬼 このところの天気予報ではまだ山間部の遅霜の注意があったり、札幌市では何日か…

清明

暦を見ると今日は「清明」です。二十四節気の一つで、春分後十五日目。七十二候でいうと、4月5日から19日までにあたります。歳時記によれば、「ツバメが来る」「雁が帰る」「虹が初めて現る」ころとありますが、近年は地球温暖化のせいでこれらもかなり…

雨水

「よく降りますね」このところ人に会えば交わす挨拶である。それもその筈、18日は「雨水」と暦に書いてあった。24節季のひとつの「雨水」で、アマミズではない。雪が雨に変わる頃という意味で、「木の芽萌やし」、「木の芽起こし」、「木の芽張る雨」の…

早春の色

この時期は、草萌え・草青むなど早春はだんだんとあおい色が目立ってくる。ひとくちに「あお」といってもすぐに思いつくのは青・碧・蒼などいろいろあるが、辞典を引けばまだ「あお」という字があるだろう。草「青」むや信号の「青」は「緑」だが、藍色や水…

 は〜るがき〜た〜(^o^)

この2,3日暖かい。春が来た、を実感。今日、九州北部地方と山口県に「春一番」。南から暖かい風が吹きこみ、別府湾の沖合にも白波が立っていた。デジカメをぶら下げ、春の息吹を拾ってきた。菜の花はずいぶん前からあちこちに見られる。 ツクシも去年と同…

春を待つ

今年の別府の元日は雪であった。大晦日に続く寒々とした年の明けであった。だが、寒に身の締まるような淑気を感じもした。元日に降る雪や雨をさして「御降り(おさがり)」という新年の季語がある。 御降りの祝儀に雪もちらりかな 小林一茶 鶴見嶺は雪化粧だ…

小春日和

小春日和 今日は典型的な小春日和である。敷き布団を干した。こんな日には、松本たかしの句「玉の如き小春日和を授かりし」を思い出す。昨日に続き、倉嶋 厚さんの『季節よもやま辞典』(東京堂出版)から。 「冬の愛想」 「村々は茶色に霞む小春かな」(涼…

初冬の旅

小春日和と時雨 18日・19日の小旅行は、妻にとっては初めてのところで楽しかったようだが、歩き慣れない彼女は足に負担がかかりやや疲れたようだ。 萩・津和野では時雨や雪に見舞われ、宮島・錦帯橋は小春日和といってよい天気だった。まさに、山陰、山…