Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

植物

 夏野菜

昨年と違ってあまり大雨とならなかった梅雨が早く明け、一挙に真夏の暑さが到来したせいか、我が家の5坪ほどの狭畠の夏野菜がやけに元気いい。 インディオも食しているや赤トマト 渓石 曲直はなべて人にも胡瓜にも 渓石 うかうかと茄子の蔕に刺されけり 渓…

 ヒジキ(鹿尾菜)

春になると木々が芽吹く。やがて若葉が育ち、青葉となって繁る。海の中ではノリが育ちワカメやアオサなどの海藻も繁っていく。 亀川漁港では今、ヒジキ干しが盛んである。先日も海から揚がったヒジキを干しているところだった。春休みで、子どもたちも手伝っ…

 今日の散歩で見つけた小さい秋

図鑑で調べたが、葉っぱがナナカマドのものではないし、赤い実に毛が生えてないからアカモノ(イワハゼ)でもなさそうだし…なんだろう? 散歩中に道ばたの傍のあちこちの藪でムカゴを見つけた。いったん帰ってビニール傘を持ってきて、傘の中にムカゴを落とし…

 二つの返り花

ほとんど毎年のように今頃の季節に見かけるツツジの返り花。散歩の途中に民家の庭先で見かける。 柴石温泉の玄関前に咲いているヤマブキの返り花。こちらは一輪、二輪ではなく5月のように爛漫と咲き誇っているかのようだ。咲いてから2週間はなろうかという…

 夏の花

昔は盆が過ぎたら涼しくなると言われていたと思うが、今なお連日の猛暑である。朝早くか、夕方日が落ちてからでしか散歩もできないが、朝は近くの蓮田に、数こそ少ないがあえかな香りを漂わせて、蓮の花が咲いているのを見ることができる。花が散ったあとは、…

蕗の薹

昨日23日は旧暦の元旦であった。そろそろ顔をのぞかせているだろうと、散歩コースの「堂面棚田」の例の場所に行ってみた。薄緑の皮かぶりの蕗の子が10数個も出ていた。なんと、一つだけもう花をつけていた。 ことしまたここにうれしや蕗の薹 剛誠 蕗はキ…

 ムカゴ

毎年今頃の時期になると、散歩途中の傍らの木や藪に目が移る。ムカゴを探すためである。ムカゴはヌカゴともいうが、ヤマイモの珠芽のことで、種類によって褐色や、暗緑色を呈した黒豆大ほどのものである。生を噛むとヤマイモの粘りがある。煎ったり、ご飯に…

 関の江浜の植物

わが町を流れる冷川(ひやかわ)は十文字原に水源を持ち、関の江海岸に河口を開く小さな清流である。もうしばらくすると、ホタルが飛び交う。冷川河口の右岸南側は何年も前から海岸整備の工事を断続的に行っている。しばらく休んでいたが、4月からまた大型ダン…

 コブシ・モクレン

♪ 白樺 青空 南風 こぶし咲くあの丘 北国の ああ北国の春… 雪解け せせらぎ 丸木橋 落葉松の芽が吹く 北国の ああ北国の春… 山吹 朝霧 水車小屋 わらべ唄聞こえる 北国の ああ北国の春… 千昌夫が歌ってヒットしたおなじみの『北国の春』である。作曲は先年亡…

 春が来た

このところの暖かさと雨で、春を告げる花や草が目を覚ました。 蕗の薹はフキの花茎で、淡緑色の苞に包まれている。この写真はすでにフキの花であって、もはや蕗の薹ではなく、すでに食べ頃を過ぎている。花の色は雌株は白っぽく、雄株は黄白色である。茎が3…

 早春の味覚

昨日、近くの小流れの脇に、半分雪をかぶった蕗の薹を見つけた。 せっかくのお目覚めのところ、少しかわいそうな気もしたが14,5箇を摘み採って帰った。 蕗の薹はそのほろ苦さと、ほのかな渋みが何ともいえぬ春の息吹を感じさせ、大人の味覚を刺激する。 …

 逆境に咲く

昨日、少年にはじめて死刑が求刑された裁判員裁判で、死刑の判決が下った。石巻市で3人を殺傷した18歳の少年に対して下した仙台地裁の判決である。少年の凶悪犯罪に対する、最近の厳罰化傾向の流れに沿った判決である。市民裁判員の苦悩や葛藤が注目され…

 ザクロ(石榴)

散歩中、亀川の民家の裏にザクロを見つけた。歳時記では石榴の花は夏の季語、石榴(実石榴)は秋の季語である。なのに、この石榴の木には花が咲き、硬く小さな実があるかと思えば、真っ赤に口を割った熟れた果実もある。不思議だ。何でもかんでも今年の夏の…

 零余子(むかご)

今年はヤマイモの黄色い蔓を目にすることが少ない。まだ葉っぱの青い蔓にも、零余子がなっているのを見ることがあまりない。なべて実のなるものの出来がよくないとは聞いているが、零余子も例外ではないようだ。やはり夏の異常な暑さのせいなのだろうか。そ…

 蕗の子

節分のきょうの午後、風は冷たいながらも日差しに誘われて、毎年楽しみにしている秘密の(?)南面の棚畠の畦に蕗の薹を探しに行きました。まだ小さな蕗の葉をかき分けてみると、出ていました。蕗の薹というより、まだ蕗の芽、蕗の子といったほうがふさわし…

 春兆す

風は冷たいが日差しは暖かい真昼時、散歩でたったひとつ蕗の薹を発見。なんだか得した気分になった。いくつもあれば採って蕗味噌にするところだが、たった1本ではかわいそうで、採らずに撮った。 つましくも愉しむこころ蕗の薹 昼間の日差しが暖かくなって…

 お日様が恋しい

梅雨が長引いて雨ばかりで、植物はお天道様を待っているようです。 オクラの花が咲き、その柔らかな黄色を愛でる間もなく、すぐに萎んでは実をつけます。オクラは葵科トロロアオイ属ですが、名前は英語のokraからだそうで、日本語ではなかったのですね。…

メキシコマンネングサ

5月14日付の本ブログで書いたメキシコマンネングサを中学校で栽培しているということを、昨日の夕方のNHKTVローカルニュースで見ました。中津市立山国中学校のことです。この中学校は昭和20年代の終わりに大型町村合併があり、旧三郷村・溝部村・…

レンコンとフキ

散歩中、大分県別府市亀川古市の蓮田でレンコンを掘っている人に出会いました。胴長を泥だらけにして一服している方にいろいろ話を伺いました。むかしから「亀川レンコン」の作り手は多かったが、今は若い者がだんだん減り、田も埋め立てられて住宅が建って…

ものの芽

春霖か菜種梅雨か、このところぐずついた天気が続きます。関東以北では雪となっていますが、三寒四温というように、暖かくなったかと思えばまた寒さがぶり返しています。 冴へ返り冴へ返りつゝ春央ば 西山泊雲 しかし、着実に春になりつつあると感じるのは、…

梔子(くちなし)の実

いつもの散歩の山手の斜面に梔子の実を見つけた。痩せた細い枝にとびとびに5,6個の実が熟れていた。秋に実るので、もっと早い時期に熟れているのが目に付いたはずだが、今まで気づかなかった。晩秋には、ほぼ同じところに鮮やかな紫のムラサキシキブが実…

早春の息吹

ことしまたここにたがわずふきのたう 久しぶりの太陽の恵みのもと、春を探しに出掛けた。毎年一番に出てくる場所に蕗の芽吹きを発見。寒のさなかなのに気の早いフキノトウである。かわいそうな気もするが、さっそく酢みそで早い春を味わおう。 道端にもう青…

八つ手

] 八つ手は、「天狗の羽団扇」ともいわれるように、掌形の濃い緑の大きな葉が特徴である。末広がりの大きな手が福を掴むなどと言われ、南天とともに縁起物としてよく玄関脇に植えられる。 いつもの散歩道で見かけるのは野生のものであるが、2メートルぐらい…

 桜紅葉

前の公園の入り口に桜の木がある。紅葉して殆ど散っているが、わずかに残る紅葉が日に照って美しい。桜紅葉は楓紅葉や櫨紅葉のように華々しく真っ赤になることはなく、黄色や褐色や病葉(わくらば)が交じったりで、やや地味な紅葉である。春、美しい花を咲…

 ひつじ

11月というのに稲が青々と繁っています。別府市内で、二期作にしてもこの時期から育つのでしょうか、いつ頃収穫できるのでしょうか。 実はこの田んぼは、10月11日に撮影した稲架襖の立っていたあの田んぼなのです。二回目に植えた苗ではなく、切り株か…