Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

 夏の花

昔は盆が過ぎたら涼しくなると言われていたと思うが、今なお連日の猛暑である。朝早くか、夕方日が落ちてからでしか散歩もできないが、朝は近くの蓮田に、数こそ少ないがあえかな香りを漂わせて、蓮の花が咲いているのを見ることができる。花が散ったあとは、アシナガバチの巣のような形の実を結ぶ。


くれなゐの八重てり匂ふ玉はすの花びら動き風わたるかも 伊藤左千夫
真夏に咲く花には、アオイ科の花が多いことに気づく。下の6つはみんなアオイ科である。
徳川家の紋はフタバアオイの葉を三枚組み合わせて図案化したものだが、フタバアオイウマノスズクサ科で、アオイ科のアオイとは別種だそうな。モミジアオイは紅蜀葵(こうしょくき)、トロロアオイは黄蜀葵(おうしょくき)ともいう。
 
 
 
 
 
上からフヨウ、ムクゲ(ソコベニ)、オクラ、モミジアオイタチアオイ

道のべの木槿は馬にくはれけり 松尾芭蕉
門に待つ母立葵より小さし 岸 風三楼