Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

 関の江浜の植物

わが町を流れる冷川(ひやかわ)は十文字原に水源を持ち、関の江海岸に河口を開く小さな清流である。もうしばらくすると、ホタルが飛び交う。冷川河口の右岸南側は何年も前から海岸整備の工事を断続的に行っている。しばらく休んでいたが、4月からまた大型ダンプや重機などがうなり声を上げて工事が始まった。

冷川河口の左岸北側の海岸は、今のところ人工の手が入っていない砂浜である。

ここには貴重な植生が広がっているが、だんだん少なくなっている。それでも昨日の散歩では、愛らしいいくつかの花を見ることができた。

コマツヨイグサ
夕方から翌朝まで黄色い花が咲く。花がしぼむと赤くなる。月見草の名もある。
月見草夕べを過去としてしぼむ 甘田正翠

ハマヒルガオ

乾いた砂浜に直射日光の下でしぶとく咲いている群落。アサガオによく似ている。

浜昼顔 砂丘へ一花一花寄る 兒玉南草

コウボウムギ根茎の繊維を筆に使う。弘法大師の使う筆に見立てた名前だそうだ。
ハマボウフウ セリ科の多年草。若葉は刺身のつまに、根は風邪の解熱に用いられるとか。
防風を噛みて湯ほてり酒ほてり 長谷川かな女