Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

 零余子(むかご)

    
今年はヤマイモの黄色い蔓を目にすることが少ない。まだ葉っぱの青い蔓にも、零余子がなっているのを見ることがあまりない。なべて実のなるものの出来がよくないとは聞いているが、零余子も例外ではないようだ。やはり夏の異常な暑さのせいなのだろうか。それでも今日の散歩で、何とか1回分の零余子飯が炊けそうな量だけは採ってきた。
    
去年は3回も零余子飯を味わったが、今年は初物だ。
    
去年はキノコやチリメンジャコ、椎茸等を加えた炊き込みご飯にしたが零余子の味が隠れてしまったので、今日は零余子だけを入れて零余子そのものの素朴な味を味わった。
早春の蕗の薹、初夏の筍・蕗などとともに、秋の零余子飯は我が家にとっては欠かせない季節の味わいである。それぞれに共通しているのは、我が輩が散歩中に収穫する新鮮な食材であるということである。
掘る力衰へたれば零余子採り 古希漢