Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

メジロ

      
 昨年の秋は大分国体のマスコット「めじろん」が各方面で大活躍し、その後もその愛くるしさから大分県民の人気者になった。式典音楽の中でも「めじろん」の歌は最も楽しい、歌いやすい曲だった。誰のアイデアだったのか知らないが、大分県の鳥であるメジロから発想したマスコットとしてみんなに愛され、幼稚園や学校の運動会でも「めじろんダンス」がおおはやり。
 そのメジロは年中見かける留鳥だが、今、梅や椿の蜜を吸う姿を見ることが多い。裏の椿に何羽か来ていたが、ヒヨドリに追い払われてしまった。メジロはとても身軽で、まるで宇宙遊泳でもしてるかのように逆さになったり横になったりして梅の蜜を吸ってる姿はかわいらしい。「梅に鶯」というが、梅に来て鳴くウグイスは見たことがない。早春の色である黄緑と、花にふさわしい大きさの姿形からして、梅にはメジロの方が似合うと思う。
 俳句ではメジロは夏の季語にも秋の季語にもなっているのはなぜだろう。ちなみに手元の歳時記では、2冊が夏、2冊が秋であり「見えかくれ居て花こぼす目白かな」富安風生 が夏・秋両方の例句に採られている。