Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

 芭蕉さん


古池や蛙飛び込む水の音
閑かさや岩にしみ入る蝉の声
五月雨の降り残してや光堂
五月雨を集めて早し最上川
秋深き隣は何をする人ぞ
名月や池をめぐりて夜もすがら
曙や白魚白きこと一寸

俳句といえば芭蕉、その昔、教科書にも出てきた芭蕉の名句のいくつかである。
いったい、俳聖松尾芭蕉とはどういう人物だったのだろうか。そんな、芭蕉についてなら何でも教えてやるよ、という本が出た。今日届いた定期購読している『俳句αあるふぁ 創刊100号記念特別号』が芭蕉を特集している。芭蕉の生涯の全句はもとより、芭蕉の一生、芭蕉をめぐる人達、書と画、ことば、ミステリー、略年譜、参考文献等盛りだくさんで、雑誌とはいえ芭蕉百科事典的興味を満たす内容のようである。わたしは、芭蕉が一生歩いた距離は、芭蕉庵に同居者はいなかったのか、パトロン、スポンサーは誰だったのかなど、週刊誌記者的興味も持っていて読むのが楽しみである。