Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

 なさけねえ

 習慣となっている日々の散歩は、手軽で安上がりの心身の健康法だ。冷川河口の岸壁には、そろそろ青海苔がびっしり張りつく頃だ。まるで緑色のカステラの切り口のように見えるのだが、まだ少し早いか。今日はいつものコースを変えて、R10号添いを別府湾を右手に見ながら豊岡方面に向けて歩いた。「別府湾ロイヤルホテル」の手前のごまが坂から直下の磯浜を眺め、春になったらニイナやワカメを採りに行かねばと思って歩道の柵から身を乗り出して下を見て愕然とした。おびただしい量のごみが投棄されている。
   
奥の方には収集用のゴミ袋に入れて、そのまま捨ててある。さらによく見れば、古い便器が2つも捨ててあった。国道沿いの、駐車場ではないが付近に車を止められるスペースがあるので、車で運んできて投棄したものと思われる。ちょうどそこに、犬を連れた中年の夫婦と見られる二人がゴミ袋を提げて通りかかった。あっ、ここに捨てに来たのでは、と思ったが、「国道沿いを歩いてごみを拾っているんですよ。その下に大量に捨ててあるごみまでは、私たちの手に負えませんが…。」とにこにこして通り過ぎた。捨てる人ではなく、拾う人たちだったのだ。一瞬でもこの二人をごみ投棄者と疑い、大変失礼をしてしまった。
   
行政もこの付近の不法ごみ投棄には手を焼いていると見えて、この看板はかなりインパクトが強い。一般的な下の看板のような注意書きでは効果ないと思ったのだろう。
   
違反者は5年以下の懲役、または1千万円以下の罰金、法人の違反者は1億円以下の罰金というのは本当か。[廃棄物の処理及び清掃に関する法律廃棄物処理法)}の第5章第25条の「罰則」を見ると確かにその通りである。実際にこの法律に違反して逮捕され、相当の懲役や罰金を払った者がいるのだろうか。
 折角の散歩がごみの不法投棄の有様を見て、今日は一日気分がよくない。精密な監視カメラを設置してでも、天にツバする不届き者を捕まえ、上記罰則に加え即、打ち首・獄門にすべきだ。、