Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

 2つの音楽会

その1 男声合唱団豊声会
    
昨夜、我々男声合唱団豊声会の創立40周年記念演奏会を開きました。会場の大分市の「iichiko音の泉ホール」は700席あまりの、音響を重視したシューボックス型のすばらしいコンサートホールです。
〜プログラム〜   
1st Stage
  男声合唱のための唱歌メドレー「ふるさとの四季」(12曲) 
2nd Stage
  「思い出のアカペラ名曲集」(8曲)
3rd Stage
  男声合唱曲「島よ」
4th Stage 
  男声合唱組曲「石橋の町」(第1章〜第4章)
練習に最も多い時間を要したのは3番目の「島よ」でしたが、正直、お客さんに聞いて戴けるほどに仕上がるのか直前まで不安でした。しかし、本番では指揮者、ピアニストと一体になった演奏ができ、お客さんからの暖かい万雷の拍手に安心するとともにアンコールを歌い終わってステージを降りてほっとしました。打ち上げでは、それぞれ達成感に浸りながら、おいしいビールで乾杯したことでした。気になるのはお客さんの感想や批評ですが、今日、二人から聞いたのは、意外にも、ともに「島よ」にもっとも感動した、30名に満たない合唱団がすばらしい詩の「島よ」をこれほどまでに歌い上げることができるとは、と嬉しいお褒めの言葉でした。この他に、団員のみんなにどのようなお客さんの声が届いているのか、気になるところです。
その2 長崎マンドリンクラブOB&OG会 夢コンサート
    
今日の午後、昨夜と同じホールで、こんどは客席に座ってマンドリンコンサートを聴きました。
〜プログラム〜
第1部 マンドリンオーケストラ
  「祭り」三部作
  マリオネット特集 

第2部 華麗なるマンドリンソロ マンドリン独奏/高橋和彦
  幻想曲「桜」
第3部 マンドリンオーケストラ
  スイスの牧人 
  劇楽「細川ガラシャ夫人」
長崎大学経済学部マンドリンクラブOB・OGが中心なのでかなり年輩の方々が多かったのにもかかわらず、マンドリンに対して抱いていたイメージをひっくり返してしまう、年齢を感じさせない迫力ある演奏会でした。今まで聴いたことがあるのはマンドリン・マンドラ・ギターなどの小規模編成でしたが、今日はこれらにコントラバス4本・ピアノ・フルート・オーボエそれにティンパニ&パーカッションが加わった大編成のマンドリンオーケストラが奏でる重厚な響きを聞く事ができました。
第3部の「細川ガラシャ夫人」は、マンドリンを基調としつつも、管や打楽器が加わったボリュウームのある壮大なオーケストレーションでした。圧巻はプロのマンドリニスト高橋和彦氏の超絶技巧で、“やさしいトレモロマンドリン”という私の中にあった安っぽいイメージを完全に塗り替えるものでした。
 
同じすばらしいホールで、昨日はステージで拍手をいただき、そして今日は客席で拍手を送るという2つの音楽会を楽しみ、しばし寒さを忘れ心がホットになった二日間でした。