Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

シニアコーラス

      
「第4回シニアコーラスフェスティバルin大分」が大分のiichikoグランシアタで、今日開催されました。宮崎で3年前始まったこの大会には、我々男声合唱団豊声会は昨年の北九州大会に初めて参加して、今年が2回目の参加です。
 このフェスティバルは全日本合唱連盟九州支部大分県合唱連盟・朝日新聞社の主催ですが、九州のシニアコーラスグループが一堂に会して合唱を楽しみましょうというもので、決して入賞を目指して優劣を競うというものではありません。但し参加資格はあります。つまり「シニア」であるということです。合唱団体の平均年齢がが60歳以上なのですが、申し込みに際して団員の年齢を聞かれたり証明になるものの提示を求められたりしたことはありません。それぞれの団体の自己申告でパスでしょう。まあ、今日の参加団体を見れば、参加資格年齢をクリアしていない合唱団がいないことは一目瞭然でしたね。プログラムの各団体の自己紹介にも、北九州市の「穴生学舎混声合唱団つばさ」の平均年齢は75歳とありましたし、「大牟田音協合唱団」には合唱暦62年、93歳の現役団員もいるということです。男性はおつむを見れば髪の色と量で直ちに判別できますが、ご婦人はわかりません。でも、皆さん、声は若々しいのです。8人から97人と団体の人数も相当な差があり、それぞれ人数に合わせて、演奏曲目も唱歌・童謡、日本民謡曲、宗教曲、黒人霊歌、日本抒情曲、世界民謡などバライティーに富んだ親しみやすいものばかりでした。今回の出演団体数は大分と福岡が14団体、宮崎が11団体、長崎が2団体、熊本が1団体の全42団体でした。10時09分歌い始め、17時25分歌い納めまでに2回の休憩を挟んで、各団体の演奏時間はわずか8分に制限されます。それぞれ制限時間に何を歌うか、選曲に腐心するところです。私たち男声合唱団豊声会は41番目(最後から2番目)に、「箱根八里」・「ゴンドラの唄」を気持ちよく演奏しました。昨年が34団体、今年が42団体、来年の宮崎大会は何団体の参加となるのでしょうか。
 このところ、社会人の合唱団は男女を問わず、高齢化の波が押し寄せています。なかなか若い人を呼び込めないという悩みを抱えていますが、幼稚園から大学生まで合唱経験のある人は結構いるはずなので、高校や大学を卒業して社会人になったときに魅力ある職場合唱団や一般合唱団があれば入団するのではないだろうか。一方合唱団の高齢化のもう一つの側面は、高齢の団員が元気がよろしいということで、ご同慶の至りではないでしょうか。それでは、元気のいい高齢者の合唱を聴いて貰おうじゃないかという、いわば高齢化開き直りの、高齢化を逆手に取った、合唱好きの試みがこのシニアフェスティバルということになったのだと思います。ということで、他団体の演奏に共感しパワーを吸収し合うために、来年第5回宮崎大会もぜひ参加したいと思っているところです。