Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

クレマチス・テッセン・カザグルマ




 散歩の途中、毎年古市町で見るこの花をテッセンとばかり思っていましたが、中国原産のキンポウゲ科のテッセンは6弁花であると図鑑にありました。この花はよく見ると8弁です。8弁の花はカザグルマといって、もともと日本原産だそうです。テッセンは江戸時代初期に渡来したもので、蔓が針金のように細くて固いのでこの名があります。6弁のテッセンも8弁のカザグルマも、花びらのように見えるのは萼片が平開したものということです。いずれも学名はclematisで、ふつう園芸店で売っているクレマチスは、テッセンとカザグルマを交配してヨーロッパで作られたということです。クレマチスは世界の温帯地域に約300種もあり、複雑に交雑育成された園芸種が多数あるというので、テッセンとカザグルマの原種を見たいという思いは叶わないでしょうね。
 写真は8弁なので、カザグルマ系の交配種なのでしょうか。
表札は家元とあり鉄線花  角野桂治郎
蝶も夢結ぶ間はなし風車  巴文