Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

体験学習 田植え



 別府市内竈の堂面棚田は“海が見える棚田”として写真愛好家たちの人気スポットの一つですが、農業の担い手の減少や高齢化による耕作放棄地が増え続けた結果田畑は急速に原野に戻ってしまいました。そんなとき、昔の美しい景観を取り戻したいという情熱にたぎった地元有志が平成21年4月に「内竈堂面棚田を再生する会」を結成しました。以後、荒れた耕作放棄地を再生させ、水稲はもちろん菜の花・ひまわりなどの景観作物を栽培しています。さらに、地域住民に棚田を知ってもらうためのイベントの一つとして、亀川校区内の子どもたちの田植え体験学習を行っています。
 6月15日(金)10時から亀川小学校5年生と平田保育園の園児たちが、会のみなさんや高校生のフォローでぴんと張った綱の目印に沿ってどろんこになって稲の苗を植えました。

亀小5年生は自分で植えます。


保育園児は高校生がサポートします。 

田植えを終えた園児たちは、スッポンポンになり全身の泥を洗い流しました。

この日に植えた稲は再生する会のみなさんが施肥、除草、水管理をしながら大事に育ててくれます。秋には収穫した餅米でお餅つきをするそうです。棚田はお米の生産だけでなく、美しい景観の維持、水源の涵養、土砂の流出防止などの重要な機能を持っているのですが、多くの人に棚田に来てもらいその風景を楽しんでもらうように会のみなさんは地域活性化に取り組んでいます。7月下旬には棚田イルミネーション、11月には収穫文化祭などのイベントを行っています。また、貸し農園も行っていてオーナーたちが趣味の野菜作りを楽しんでいます。
堂面棚田は拙宅から歩いて10分ほどのところですが、このすばらしい景観は散歩コースの一つです。
(堂面棚田に関する当ブログ先行記事 2014/11/22,2016/11/23)