Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

 啓蟄

今年はきのうの3月5日が啓蟄である。土中に巣ごもりしていた虫が地上に姿を現すということだが、昨日、今日と気温も高く風も暖かい。
土筆もぞっくりと頭をもたげた。
    
日当たりのよくないところのマンサクもやっと今、やっと満開である。
    
よく見れば紐かリボンを思わせる花びらだが、かなり個性派の花だ。 
 
今年はナンテンもクロガネモチもいつまでも赤い実をつけたままなのは、小鳥が食べに来ないからだ。なぜか、今年は小鳥の姿を見ることが稀である。
       
 例年なら裏山のヤブツバキメジロのつがいがやってくると、ヒヨドリが来て追っ払うという生存競争が見られるのに、今年はメジロを1回、ヒヨドリを2回見ただけだ。各種メディアの情報でもこれは全国的な傾向であるようだ。「沈黙の春」のような自然界の異変だろうか。
        
冷川河口の枯れ葦のあいだにカンムリカイツブリがいた。普通はつがいでいるが、連れ合いはかなり離れたところで餌を探していた。
    
紅梅、沈丁花も満開となり、春への歩みもようやく加速度がついたようだ。 

ジャガイモを植えようと耕していたらミミズが出てきたが、薄い紅色でまだ細く、動きが鈍い。
 
黒ぐろと土啓蟄の雨上がり  古希余   
 
★ 2008/10/19より始めた「Himagineの日記」は、当初は文字通りdiaryであったが、このところはずいぶんと間の開いた更新になってしまった。このまま偽りの看板を掲げたままでは何となく心苦しく、かといって以前のように毎日更新という体力もなくなったので、ここらで「Himagine雑記」とタイトルを改めることにしたい。monthlyにはならないように、せいぜいweeklyを目標に、気ままにsometimesに更新していこうと思う。