Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

 東日本大震災メモリアルイベント

 15,854  3,155  343,935   三つの数字は、順に東日本大震災の死者、行方不明者、避難者の数である。(死者、行方不明者は3月10日現在、避難者は2月23日現在)1万9千人の方々がこの未曾有の大震災の犠牲となり、復興の前提となる巨大ながれき処理が遅々として進んでいない。被災地に遠く離れた人々は、被災地に何ができるかを考えながら当面の身の回りの必需品や義援金を送ってきた。物心両面の援助とはいえ、心の部分の援助というのは励ましのメッセージを送ることぐらいしかできない。最近はスポーツや音楽で心身の安らぎを得てもらい、元気を送ろうとする活動が盛んである。そこで、男声合唱中津メールハーモニーもささやかなお役に立ちたいと、中津市内の二つのイベントに参加した。
(その1):がんばろう日本 諭吉の里の心を被災地へ!中津市PTA連合会主催 東日本大震災支援慈善事業)
     
日時: 3月11日(日)12:45〜15:30
場所: 中津市立東中津中学校体育館
内容: 中津中学校吹奏楽部演奏 蛎瀬子ども神楽演舞 中津メールハーモニー演奏 
    中津消防署救助隊隊長講演 
    
中津メールハーモニーは次の7曲を唱った。
  いざ起て戦人よ  見上げてごらん夜の星を
  白百合      上を向いて歩こう
  オレーグ公    大地讃頌
  輪踊り
演奏の終わりに会場のみなさんといっしょに、「ふるさと」を唱った。 
  震災発生の午後2時46分にあわせて、会場全員で犠牲者に黙祷を捧げた。
     
このイベントは観客一人入場料500円を被災地へ義援金として送るチャリティであった。中津メールハーモニーもささやかながら義援金を差し上げた。

(その2): ありがとうコンサート(いづみの園 聖愛ホーム)
 聖愛ホームは高齢者の皆さんのホームで、中津メールハーモニーが毎年クリスマスコンサートで訪れているが、きょうは東中津中学校のイベントが終わったあとメモリアルイベントとして唱いに行ったものである。曲目は上記と同じ7曲と、アンコールとして「ふるさと」「遙かな友に」。
     
きょうはどのメディアも、史上最大の地震津波の災害を特集していたが、復興支援の喫緊の課題はがれき除去だと思う。あれだけの数量のがれき処理は、被災地や近隣の自治体だけでは物理的に不可能である。放射性物質の測定や処理を行った上で、全国の自治体で引き受けなければ解決できまい。それを拒むようでは、「絆」の言葉など、薄汚れてしまう。