Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

    イヌタデ・ミゾソバ


文化の日の3日、別府から城島、湯布院を経て玖珠の「第7回 リメンバー山頭火ウォーキング」に参加した。木々は黄や紅に装いを深めつつある。由布岳はすでに麓まで紅葉してまさに錦秋であったが、帰りに通った深耶馬渓は高いところは紅葉していたものの、見頃には少し早かった。しかし、連休の3日目とあって行楽客が溢れていた。


紅葉・黄葉といえば落葉樹に目を奪われるが、足元の雑草の色づきも美しくて可愛いものだ。草紅葉(くさもみじ)は時期はそう長くはないが、木々の紅葉にはない風情がある。
その草紅葉で、田圃の畦によく見られるのがイヌタデである。つぶつぶが赤飯に似ているので「赤のまま」「赤まんま」ともよばれる。また、ミゾソバは白とピンク混じりの可愛い花をつけるが、ソバの花に似ていて、湿り気のある半日陰のところに育つのでミゾソバと名付けられたのであろう。ミゾソバの花は、小粒の砂糖菓子のコンペイトウに似ているのでこどもの頃、「コンペイトウ」と呼んでいた記憶がある。どちらも、小さな女の子がままごとに使っていたのを思い出した。


ままごとの菜はみぞそば赤まんま  剛誠