Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

 『チェ 28歳の革命』

  
キューバ革命の英雄、チェ ゲバラの映画2部作の第1部『チェ 28歳の革命』を観た。
アルゼンチン生まれの医師チェ ゲバラは、メキシコでフィデル・カストロとめぐり会い、ゲリラ戦闘をくり返してキューババティスタ独裁政権を倒しキューバ革命を成功させた。カストロの片腕としてジャングルや市街戦で活躍するゲバラの若い行動力と指揮官としての統率力などを描いている。主演のベニチオ・デル・トロはいい演技を見せ、2008年のカンヌ国際映画祭で主演男優賞を受賞した。過酷なゲリラ戦の最中、持病の激しい喘息の発作に苦しめられながらもかたときも葉巻を離さないゲバラ、政府軍に焼け出された住民に寄せる髭ずらの優しい眼差し、自他共に課す厳しい規律とモラルなど、革命戦士として生きる男のすがたを見事に演じきっている。
洋画の台詞は英語やフランス語、ドイツ語などは内容はわからないまでも耳慣れているが、スペイン語の台詞はやたらと早く、耳になじみにくいものだ。
1月31日全国ロードショウの第2部『チェ 39歳別れの手紙』も見逃せない。
(写真はフリー百科事典『Wikipedia』より)