Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

 長崎で歌う


今年も合唱好きのシニアたちが、九州各県から長崎に集まった。昨年の宮崎に続いて6回目の今年の会場は、長崎市民会館文化ホールである。36の合唱団の演奏を1日で済ますのだから、各合唱団の演奏時間はわずか8分間に制限される。女声合唱が21団体、混声合唱10団体、男声合唱は5団体。我々豊声会は少ない男声合唱団の中の一つだが、大分県からは唯一参加の男声である。
豊声会は男声合唱組曲「追憶の窓」より「雨後」、「志おとろへし日は」と男声合唱組曲「パウラ」より「思い出のリューデスハイム」の3曲を7分30秒で歌い上げた。リハーサルで指揮者からいわれたとおり、「たのしく」歌うことができた。まあ結果オーライだったのだが、本番のステージを待つまでに、練習してきたメンバーが果たして全員揃うのかという心配な状況があった。
心配1
最後の定例練習日の木曜日に、トップテナーのN会長が足を怪我して苦痛に顔をゆがめ、次の日病院に行ったところ、長崎などととんでもないという診断。前日7日のバスにはTさんの姿はなかった。長崎行きの貸し切りバスの中からT幹事が連絡を取ったところ、仕事の都合で、演奏会当日のの早朝大分市からマイカーで駆けつける同じトップテナーのMさんと一緒に来るという。結局、リハーサルに十分間に合う時刻に会場に着きみんなと合流することができたが、Tさんは足を引きずって痛々しい限り。
心配2
土曜午前中の診療を終えてから電車で駆けつけると言っていた歯科医院のセカンドテナーHさんは、前日土曜日の夕方の練習に間に合った。
心配3
他団体と掛け持ち出場の都合で往路のバスで一緒できなかったセカンドテナーのMさんは、リハも本番も間に合った。
出番まで果たして4人とも間に合うのだろうかと心配したが、そこは固い絆に結ばれた豊声会、4人ともリハーサルに間に合って本番にはピシッと決めることができたのである。

さて、このシニアコーラス大会には毎年期するものがある。バスの中のビール観光と夜の宴会である。団員の中にはステージに立つことより、こちらの方を楽しみにしている向きもいたかもしれない。
以下、観光スナップ。
 
長崎歴史民俗博物館には大河ドラマ展があり、大きな龍馬像や長崎くんち関係のものなどがビジュアルに展示されていた。もっとも興味深かったのは「長崎奉行所判例集」の原本展示だった。いわゆる「犯科帳」で、国指定重要文化財である。館内売店でつい関連本を買ってしまった。

大浦天主堂グラバー園は3回目の見学であるが、この青葉の季節は初めてである。。
 
平和公園の象徴は、以前は白い色だったが、今は薄い水色に塗り変わっている。
 
来年の第7回シニアコーラス・フェスティバルは、4月1日に北九州市で開かれる。シニアのおつむもいや増しにシルバーが増えているだろうが、「歌は友だち」「歌は生きがい」とする仲間たちが今回の1200名をさらに越えて集うことだろう。