Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

 クリスマス会・餅つき

今日、わが関の江新町の冬の恒例行事、クリスマスパーティーと餅つきが行われた。
クリスマスパーティーは子ども向けのお楽しみ会で、公民館主催の行事のひとつとなっている。幼稚園児、小学生に前もって参加を呼びかけたところ36名の参加予定だったが、今日は40名の参加だった。よちよち歩きのお子さんを連れた若いお母さん方を含め、引率の保護者も10名以上も参加してくれた。受付で大きな袋に入ったお菓子を貰って、子どもも大人もフロアに座る。
初めにT自治会長さんとN公民館長さんのあいさつ。
続いて町内のYさんによる紙芝居が始まった。
       
       
次に進行役のKさんのリードでじゃんけんゲーム。勝った子どもはお菓子が貰える。
このあとは町内のTさんの手品である。ポール・モーリアのおなじみ「オリーブの首飾り」のBGMに乗り、妖しげなサングラスのサンタの衣装で、昨年とは違った新しい手品を見せて子どもたちの注目を集めた。
       
       
最後にサンタさんが現れて、大きな白い布袋からクリスマスプレゼントをひとりひとりに手渡した。少し疲れたのかな?それとも五つのカメラのどれを見たらいいのか迷ったのかな?集合写真のよい子たちの表情がややさえない。
       
餅つき
公民館でクリスマスパーティーをする前、グランドでは朝早くから実行委員が集まって餅つきの用意。すみれ会の女性有志が昨日から30キログラムの餅米を研いでいる。薪を切る人、机を運ぶ人、とり粉を広げる人、火をたく人等々、あらかじめ決めてはいないがそれぞれの役割を担って皆さんかいがいしく働く。釜の中を覗くと、なんと大きな大根が2本そのままごろんと浮いている。ナシカ?釜の中の湯がなくなって空だきになるのを防ぐためなんだそうだ。
       
せいろう(蒸籠)を洗っていた人が、「こりゃ大変じゃ」と声をあげた。「簀の子の紐が全部切れちょる!!」釜の湯はすでに滾っていて、いつでも蒸せる状態なのに…。「ナフコに行っち買うちくるか。」「間に合わんぞ」かなりパニクっている。「今から編もう。」ということになり、T会長が家から紡績糸を持ってきた。「泥縄じゃなー。」と言いつつ、3人の大の男が額を寄せて簀の子編みに取りかかった。青壮年部長のSさんが器用に編み進める。さすがに電気工事屋さんだ。
       
そろそろ蒸し上がったようだ。
       
1年ぶりの餅つきだろうが、さすがに文字通りの昔取った杵柄だ。ぴたりと息があってリズミカルに搗いている。
       
途中、立命館アジア太平洋大学(APU)の学生が飛び入り参加、餅つき初体験を試みる。
       
中国、ベトナムルーマニアなどから15名のAPUの学生さんが来て、日本の伝統の餅つきを見学したり体験したりした。小さな国際交流である。
餅つきは搗き手とあいどりの呼吸がぴったり合わないと、うまくいかないばかりか、危険である。
       
搗きあがった熱い餅をとり粉の台の上まで運ぶのも、絶妙のタイミングが要求される技である。ここでもSさんの技が光る。
       
搗きあがった餅にとり粉をまぶしてちぎるのは、おおむね女性が受け持つ。ここでも経験がものをいうが、初心者もすぐに慣れる。
       
にこにことあんこ餅をつくる女性陣。お互いに日頃顔を合わすことの少ない人たちも、いいコミュニケーションづくりの場だ。
       
最後の11番目の臼はヨモギである。搗きたてを一つ戴いたがおいしかった。 
       

サマーフェスタや運動会(今年は雨で流れてしまったが)などのたびに思うことだが、関の江新町は昔からさまざまなイベントを企画し、協力してやり遂げることができる町である。みんなよそから来た人たちだが、何をやるにもそれぞれが持つ知恵と経験を持ち寄りそれぞれの行事をこなしていく。そしてその核となるのが老年部の関寿会、婦人部のすみれ会、そして機動隊たる青壮年部である。子供会は今はなくなったが、七夕づくりクリスマスパーティー 、夏休みのラジオ体操には子どもたちが進んで参加してくれる。少子高齢化という言葉はマイナスイメージでとらえられることが多いが、少なくなる子どもたちをどう育てるか、高齢者がどう心豊かに過ごせるようにするかということを常に念頭に置いた自治会活動をつくっていけば、少子も高齢化もプラスイメージに転換することができるだろう。
自治会役員だけでなく、輪番で1度はつとめる組長さんたちが協力する体制ができていることが、すべての行事をスムーズに運ばせる原動力になっていると思われる。  
餅つきもクリスマス会も冬うらら 古希漢