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思いついたときに気ままに書く雑記帳

佐伯史談会50周年記念誌『図説 新佐伯志』の紹介

 
    
 記念誌によると、佐伯史談会は昭和39年に鶴岡郷土史研究会と統合して今日にいたり、次の年40年1月に機関紙「佐伯史談」が創刊され、現在までに208号が刊行されているという。史談会結成以来、史料発掘、講演会、研究発表会、現地研修等を積み重ねてきた成果がこの記念誌に凝縮されているのだろう。現会員数が、市外県外を含め311名というのは地方の一行政区の史談会としてはかなり多い方だろう。
 内容は、人物誌・歴史・民俗、芸能・岡藩宇目・歴史年表等で構成され、当然のことながら歴史部分に多くのページが割かれている。誰にでも読みやすく、という意図から半分以上ががカラー写真や図版が占める。9市町村が合併して4年後、そして東九州自動車道佐伯インターが開通した今日の新佐伯市にとっても、まことにタイムリーな記念誌の発刊である。A4版カラー200ページ。