ど根性花コンクリ派
散歩の途中、冬に入ったというのに、秋の花がしたたかに咲き残っているのを見かける。マリーゴールドもケイトウも、コンクリの隙間の、土など全く見えないところにまだ咲き誇っている。
ど根性石垣派
このケイトウの根っこをよく見ると、切石の隙間がないもんだから、根が石垣の外側に張り付いているではないか。さすが栄養不足で丈が低いが、シッカリと花を咲かせている。ベゴニアはどうも石垣好きらしい。石垣以外で咲いているのはプランターを除けば、路傍の土の上では見たことがない。
それにしてもN・P・Kという土の栄養素など殆どなさそうな生育環境の悪いところで、子孫を残すべくしたたかに花を咲かせているのは感動ものである。人間は、家庭環境や教育環境が良好でなければ良く育たないというが、植物は逆境にあってもたくましく生きている。