Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

 「石橋の町」10年目

先週から「石橋の町」の練習に入った。初演から10年目である。
「石橋の町」を演奏するに当たっては、作詞者故佐々木均太郎先生・作曲者石井歓先生がイメージを掴むために作品を作られる前に訪れた院内町を、団員も見ておく必要があるとして、1998年(平成10)4月19日に石橋の町院内町に日帰り研修旅行実施。
同年10月25日、混声合唱曲「石橋の町」を女声合唱団ローズベイコールと初演(院内町文化交流ホール)。翌1999年11月6日、創立30周年記念演奏会で男声合唱曲「石橋の町」を初演(オアシス21音の泉ホール)。早いもので、あれから、もう10年が経った。


院内日帰り研修旅行で、西椎屋の大銀杏の実(前年の秋に落ちたギンナン)を拾って帰り、鉢に播いたら二粒のギンナンが芽吹いた。そして毎年の春に黄緑の新芽を出し、秋には黄葉して散っていく。真夏の日照りの時に思い出して水をやるぐらいで、肥料もやらず、植え替えもせずほったらかされても60センチの身長を保って毎年生命をくり返し、10年目の今年もけなげに黄葉している。「石橋の町」第1章 飛沫の精 の〈そそり立つたらちねの大銀杏〉の、あのギンナンの実から育ったとはとても思えないミニ銀杏であるが、私にとってまた豊声会にとっての可愛い記念樹である。