Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

 さよなら三角

さよなら三角

今日は定例のニューライフプラザ句会があった。11人と参加者は少なかったが、この句会の一つのカラーは「なんでも言いたい事が言える」というアットホームさにあるが、今日も話題が広がって楽しかった。
「握手」という難しそうな兼題にもかかわらず、結構おもむき深い句が集まった。その中の1句、句暦も長いK子さん、「山茶花やさよなら三角握手して」の「さよなら三角」が話題にのぼった。例の子どもの遊び歌だが、その次は何だったかなー。何人かが歌い始めた。
「さよなら三角 また来て四角 四角は豆腐 豆腐は白い 白いはウサギ ウサギははねる 跳ねるはカエル カエルは青い …」あとは曖昧。
もう一つは、ウサギは跳ねる のあとが「跳ねるはノミ ノミは赤い 赤いはほうずき…」あとは曖昧。

そこでネットで調べてみたら、この手の子どもの〈連想遊び歌〉には時代や地方によってさまざまなバージョンがあるようだ。パターンは三つ。歌い始めが「さよなら三角」、「いろはに金平糖」、「デブデブ百貫デブ」である。そのうちの「さよなら三角系」は、
(1)「さよなら三角 また来て四角 四角は豆腐 豆腐は白い 白いはウサギ ウサギは跳ねる 跳ねるはカエル カエルは青い(緑)青い(緑)は柳(葉っぱ)葉っぱはゆれる ゆれるは幽霊
幽霊は消える 消えるは電気 電気は光る 光るはおやじのハゲ頭」
(2)(1)カエルは青いから「青井はキュウリ キュウリは長い 長いは電車 電車は揺れる
揺れるは幽霊…あとは(1)と同じ。
(3)「さよなら三角 また来て四角 四角は豆腐 豆腐は白い 白いはウサギ ウサギは跳ねる
跳ねるはノミ ノミは赤い 赤いはほうずき ほうずきは鳴る 鳴るはおなら おならはくさい
くさいはできもん できもんはうつる うつるは鏡 鏡は割れる 割れるはせんべい せんべいは甘い 甘いはようかん ようかんは四角 四角は豆腐 豆腐は白い…」以下はリピート&エンドレス。

「さよなら三角系」の歌は少しずつ歌詞が変わったものがたくさんあるが、大同小異。
「デブデブ百貫デブ系」のひとつ。

「デブデブ百貫デブ(おまえのかあちゃんでべそ) 車にひかれてぺっちゃんこ ぺっちゃんこはせんべい せんべいはまるい まるいは地球 地球は青い 青いは海 海は深い 深いは地獄 地獄はこわい こわいはお化け お化けは消える 消えるは電気 電気は光る 光るはおやじのハゲ頭」

いずれの歌も最後が「光るはおやじのハゲ頭」であるのが共通のようだ。
子どもどうしのからかいのことば遊びの歌であるが、「ハゲ頭」とか「百貫デブ」とかかなり強烈なことばが出てくる。これを差別語として排除するか、いや素朴な童歌として残すか議論の分かれるところだろう。一般論としては、昔ながらの童歌がだんだん消えていってしまうのは寂しい気がするが。

「さよなら三角」のついでに古い歌を思い出して口ずさむ人も。
♪リョージュン カーイジョウ ヤークナリテ テーキノショウグンステーッセルー
♪イーチレツランパーン ハーレツシーテー

いやはや、日露戦争の歌ですよ。「高貴」高齢者と「善貴」高齢者が殆どを占めるこの句会です。しかし、詠む俳句は皆さん結構若いのです。
「秋の日に握手で別れ半世紀」(A子)。