Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

 ホーホーほーたるこい

毎年6月初め、冷川にホタルが舞い、幻想的な風景を醸し出すことは近隣住民にすらあまり知られていない。その原因の一つには、ホタルを見ようにも河畔の足場が悪いことがあげられるので、先ずは足場の保全と視界を妨げる藪を伐ろうということになった。藪や雑草の新芽が出る前の2月16日、「冷川のホタルと親しむ会(冷川ホタル会)」の有志4人と手練れの作業員2人で、冷川河畔の藪伐り作業を行った。
      
長梯子を使って石垣の間から生えた周囲が10センチ以上もある雑木を、根元から切り倒して、ロープで上に引き上げる。茨や葛がからみあって、引き上げるのは文字通り一筋縄ではいかない。
      
斜面を覆っている茨の鋭い棘が、厚いゴム手袋をも突き通して作業効率は上がらない。
      
梯子より上流は作業前、手前は藪を刈りとったあとで、やっと石垣が見えた。
      
TOTOの幟のはためくところで、枯れた雑草を草刈り機で刈っている。なぜTOTOか。実は、「冷川のホタルと親しむ会」が昨年申請した、「TOTO水環境基金」助成団体に16団体の一つとして認可され、活動資金の助成を受けることになったのである。環境保護活動は市民のボランティアだけでは難しく、行政の財政援助もままならぬ状態である。そんなとき、TOTOさんが市民団体の環境活動を資金助成により援助していることを知って応募したところ、認可されたというわけである。救う神あり、叩けよさらば開かれん、である。TOTOさんに深謝。
6月初めの蛍の乱舞を夢見て、冷川の環境保全にさらに務めたい。

☆「冷川のホタルと親しむ会」の連絡先
  会 長 高橋東洋雄 ℡ 0977-67-2646
事務局 出塚昭彦  ℡ 0977-75-6395