Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

 育つ

3月末以来ブログを更新していなかったところ、病気で入院しているのじゃないかと愛読者(?)からご心配いただいたようです。そう、4月から2週間ばかり入院していました。いえいえ私じゃなく、パソコンです。スイッチオンしても起動しなくなって、ディスプレイもPC本体も入院したのですが、人間ならMRIに当たるような入念な検査をしてもらったのに、異常、故障は見つからなかったということで帰宅させられました。そして無事帰還した愛機を接続してみたところ、なんと前と同じくうんともすんとも起動できません。保証期間中の入院なので無料だったのですが、動かなければ元の木阿弥、投げ出して早く床についたら朝5時に目覚めました。うん?買って箱を開けたときにモニターとPCをつなぐコードが2本あったなあと思いだし、起きて別の青色のコードにコネクターを付け替えてみました。スイッチオン、おお起動成功!!!ああ、2週間の空白はいったい何だったんだ(*_*)
「人生には無駄な時間も必要である」といにしえの賢人はのたもうていた(かどうか?)。と、前置きが長すぎましたが、もちろん私はいたって元気で、久しぶりのブログ更新です。
我が家と地続きのグランドファームの表情です。 
      
ジャガイモは順調に育ち、そろそろ芽かきの時期です。
      
初めて作るニンニクもけなげに育っていますね。匂いがきつく嫌われがちですが、我が家は二人してよく食します。
恋の日は愛し蒜(にんにく)の芽根太く  赤尾兜子
      
タマネギは栽培期間が半年もかかり、狭い畠の使い回しの効率が悪いので今まで作りませんでした。秋に初めて少しばかり苗を植えたものの、まだなかなか太りませんねえ。
 今店先には夏物野菜の苗がたくさん並んでいます。日中は暖かくても朝夕はかなり冷え込み、山間部には遅霜注意報がが出るほどです。少し早いが、キウリ、ナス、トマトなどの苗を植え付けました。防寒、防風(別府は春先の鶴見颪が冷たい)のために肥料袋などで‘あんどん’をつくり囲います。空き袋や近所の藪で伐ってきた篠竹を使えば‘環境に優しい’エコ栽培が楽しめます。
今頃店先に出たての野菜苗を慌てて買い込んでも、防寒対策なしの植えっぱなしではうまく育たないものです。寒さに失敗して何度も苗を買いに行きけば、業者がウハウハ喜びます。
      
今年も土を入れ替えて、定番のゴーヤーづくりですが、早々と伐ってきて二階ベランダまで昇らせるようにゴーヤー棚を作りました。ゴーヤーの苗は3本ほど植えましたが、ゴーヤーとオクラは暖かくならなければなかなか育ちません。昨年の種をまき、芽が出て苗が育つのを待って植え足します。
      
      
きわめて狭い、日本列島のような我がグランドファームですが、野菜というのは生命力にあふれています。自らの内に秘めている力で育つのです。育つ環境を整えて気配り目配りの世話をすれば、自然に育つものですね。ちょっと土が乾くとすぐ水をやる習慣をつけると、夏の日照りに弱い野菜に育ってしまいます。あんまり可愛がりすぎてはいかんのです。霊長類ヒトも同じでしょうか。とはいえ、野菜作りに一番心を砕くのは、病虫害対策です。“手塩にかける”といいますが、手をかけても塩をかけてはいけません。それこそ“青菜に塩”です。野菜作りは太陽と水の恩恵に頼った、かっこよく言えば、きわめてクリエイテイブな営みと思うのです。