Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

 あっぱれ桑田、早大大学院合格  

       
元巨人軍、大リーグのパイレーツで投手として活躍した桑田真澄(40歳)が早大大学院スポーツ科学研究科に合格した。桑田といえば、PL学園高校時代、投手としてだけでなく清原和博とともにクリーンアップとして[KKコンビ」で甲子園大会で活躍した後、早稲田大学進学希望ながら、巨人軍にドラフト1位で入団して活躍したことは周知の事実。昨年3月引退後、早大への憧れを捨てきれず、今回大学院受験、見事合格ということになった。4月から同科のトップスポーツマネージメントコース(修士課程1年間)で学ぶ。孔子ではないが[十五歳で志す学問}を[不惑]の年に惑わず学問を再開するという、その心意気や壮なりである。陸上競技では現役引退後、大学で研究している例はよく聞くが、野球の場合は寡聞にして知らない。大いに学んで野球界の今後に新しい風を吹き込んで欲しい。
この桑田の大学院進学のニュース以来、早大には高校卒業からの大学院受験についての問い合わせが多いそうだ。勿論、基本的には高校卒での入学資格はないが、学校教育法施行規則では、大学による個別の入学資格審査にパスすれば可能ということらしい。早稲田の場合は、日本代表トップレベルクラスの競技実績3年以上や、スポーツビジネス関連企業で通算5年以上の実務経験などの要件が審査の対象になるそうだ。試験の面接では専門的な詳しいことを聞かれ答えられず、結果には自信がなかったらしいが、「レフトフライが、風が吹いてホームランになったようなものだ」とは桑田の弁。競艇のトップレーサー江口晃生(43歳)も高卒で受験し合格。桑田とは同じトップスポーツマネージメントコースで机を並べるそうだ。
小泉純一郎もと総理大臣が国会審議中に触れたという江戸後期の儒学者佐藤一斎の『言志録』に次のように書かれている。
「少にして学べば則ち壮にして為すことあり。壮にして学べば則ち老いて衰えず。老いて学べば則ち死して朽ちず。」
少にして野球を極め、壮にして大学院でスポーツ学を学ぶ桑田、今、はやりの【アラフォー】の星だ。