Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

 忘れ物・物忘れ

              

昨年12月25日に忘年会があったが、終わって帰る電車の中で、帽子を忘れたことに気がついた。忘れた会場にいつか取りに行けばいいと思っていてそのまま忘れていた。1月15日に思いだして取りに行きフロントに聞いたら、1冊の大学ノートを見せてくれた。品目名・見つけた場所・日付をきちんと記録してあり、びっしりとメモされた中に当該日付と帽子を探したが見つからなかった。「同じお仲間さんか幹事さんが持って帰られたのかもしれません」とフロント嬢。そうかもしれない。後日幹事だったMさんに聞いてみよう、と思ったままで、聞くのを忘れていた。(ここまでで既に3回も忘れている!)。今日の練習後、なんと、Mさんが「忘年会の時に帽子をわすれたかたはいませんかー」とまぎれもない私の帽子をかざしている。おお、「Mさん、ありがとう」野球帽はちょうど1ヶ月ぶりに、目出度く私の頭の上に乗った。
最近、よく忘れ物をするし、物忘れが多い。亡母も晩年は軽い認知症認知症というネーミングに疑問あり。「不認知症」が実態にふさわしいと思うが)だったように思う。亡母の体質に似ているのでやや心配である。ネットで少し調べてみたら、次のようなことが書いてあった。
加齢による良性の物忘れ
●物忘れは一般に加齢に伴い起こる良性の変化。一般に60歳を過ぎると衰えてくるが、65歳を過ぎると益々物忘れが多くなる。
●昼ご飯に何を食べたか思い出せない。テレビによく出てくるタレントの名前がすぐに出てこない。(名前は忘れて出てこなくても、テレビドラマに出ていたとか、どんな役で出ていたとか、コマーシャルで出ていたとかは覚えている場合は良性)、とっさに言葉が出てこなくて言葉につまる、物を置き忘れる、同じものを二度買う等。ヒントを与えれば思い出すのは良性のことが多い。記憶には短期記憶(体験したことを一時的に保存するもの)と長期記憶があるが、良性は長期記憶をうまく取り出せないもの。
●30分前のことなら思い出さないことはない。
●物忘れや記憶力の低下を自覚していて、自分は認知症ではないかと心配する。
●今日の日付や曜日、今いる場所がわかる。
●進行性はあまりない。
●判断力は殆ど落ちないので日常生活には支障はない。
●炊事、洗濯、掃除などは今まで通りできる。
●心配になるので自分自身で病院に行く。
以上のことと反対のことがあれば、病気としての認知症の疑いがある。たとえば昼ご飯を食べたという体験自体を忘れてしまうとか、物忘れの自覚に乏しく気にもしていないなどは、認知症アルツハイマー、痴呆症)と診断されるそうだ。今のところ私は「加齢による〈良性〉の物忘れ」らしい。それにしても日本のアルツハイマー認知症患者は推定100万人、65歳以上の10人に一人は発症するというから恐ろしい。最近は若年のアルツハイマー患者が増えているらしいが、いい治療法が確立するまでには後3年かかるという。それまでは、1日20分、週2回の有酸素運動、バランスの良い食事、趣味等でせいぜい脳を刺激しておこう。ハイハイ、そこで男声合唱というすてきな趣味を持つ皆の衆、機会あるごとにウォーキングを楽しみましょう(^○^)

忘れたきことは忘れず寒椿