Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

駅伝

*「スポーツ」箱根駅伝(2)

 二日目の今日は、復路5区間109,9キロを23チームが激走。復路スタートの6区で早稲田に首位を譲ったが、東洋大の千葉が8区で抜き返しそのまま逃げ切って早稲田に41秒差をつけて優勝。11時間9分14秒で初の総合優勝を果たした。完全優勝は2004年の駒大以来とか。その駒大は何と優勝候補と目されながら13位のシード落ちとなった。3位日体大、4位大東大、5位中央学院大とつづき、明大は9位に食い込み、久しぶりのシード入りを果たした(六尺さんニンマリ)。
 今年もいくつかのドラマがあったが、何といっても往路最終五区の山登り区間である。
♪箱根の山は天下の険 函谷関も物ならず 万丈の山千仞の谷 …♪と豊声会ではのどかに歌っているが、小田原から箱根芦ノ湖までは830メートルの標高差である。この間の九十九折れの23キロの道を走り登るのだからとてもじゃないが、これを8人抜きのの区間賞を取った東洋大1年の柏原竜二はただものではない、まさにスーパールーキーだ。最優秀選手賞獲得も宜なるかな
もう一つのドラマは、毎回観られる悔し涙のドラマである。城西大の8区の走者が19.8キロで足の故障でダウン、号泣しながら抱えられてコースアウト。後の走者が20分遅れで再スタート、記録無しの無念のゴールとなった(右写真)。
 テレビの画面には現れることはないが、監督の戦略・戦術がチームの勝敗を決める。選手の日頃の練習状態と体調を科学的に把握し、どの区間にどのように使うのか、オーダー変更の可能性も含めてレース直前まで悩むのが監督である。大昔、田舎の学校で陸上部の指導みたいな事をした経験から、監督の苦労がよくわかる。優勝争いと同時に手に汗を握るのは、シード校の10位以内を争う熾烈な戦いである。今年のレースをすべてみて思うのは、10位までのシード校と予選から勝ち上がった大学、それに伝統校と新顔校のあいだの実力の差が接近したなあということである。さらには、1,2年生の若手の起用による成功が目立ったと思う。
 また来年が楽しみだ。