Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

箱根駅伝

       
 正月三が日はラグビー・サッカー・駅伝など、テレビのスポーツ観戦漬けとなる。今日は朝から、第85回箱根駅伝の初日を観た。わずか数十グラムの襷をつないでいく駅伝の面白さは、団体競技として最も単純でありながら、一人の選手が受け持つハーフマラソンぐらいの長距離を、ひたすらチームのために襷の重さを肩にかけてひた走る若者の姿である。万全の体調で臨んでも、20キロを走る間に何が起こるかわからない。今日も、青山学院大学が残り150メートルを残して倒れ、襷をつなげなかった過去の悲劇の映像が紹介された。また、レース中継途中に昔のセピア色の映像を紹介する場面に、その時々の沿道の風景や応援する人の服装などで来し方の歴史の一端も見られるし、感動のドラマシーンも紹介される。
 今日は東京・大手町から神奈川・箱根までの往路5区間108キロで、23チームが参加して行われたが東洋大が5時間33分24秒で優勝した。東洋大は往路、復路を通じて優勝は初めてだそうだ。その東洋大優勝の立て役者は、山登りの最終5区23.3キロを区間新で快走した1年生の柏原だった。3区、4区で連続区間新で走って首位に立った早大と競り合い、最後は好走の早大三輪に競り勝って突き放した8人抜きの柏原の力は本物だ。この柏原、5区の中継点で襷を受けた直後から、ラストスパートのように口を開けあえいでいるような表情のままでいつばてるのかと思ったが、最後までばてるどころか区間新の快走で往路優勝を掴んだ。今日の2位早大、3位日体大が復路でどうリベンジするのか、昨年総合優勝の駒大や他のチームが逆転するのか、明日の復路のレースもテレビの前から離れられそうもない。
 走り尽き道に倒るる二日かな