Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

 別府湾岸ウォーク&マラソン

 今日は第60回記念別府大分毎日マラソンが行われた。このマラソンにあわせて、湾岸遊歩道のウォーキング大会も開かれた。豊声会ウォーキング同好会の5人のメンバーも歩いた。
           
西大分をスタートして遊歩道を西にテクって行くと、田浦ビーチで同じ道を東へ歩いてくるウォーカー大集団と出くわすことになった。つまり、我々5人グループは大集団とは反対のコース取りをしているわけだ。
           
           
途中の佛崎は、ちょうど50年前の昭和36年10月、集中豪雨による崖崩れで別大電車が脱線埋没という大惨事があったカーブである。31人の死者の中には大分から別府に帰る下校中の生徒7名が含まれていた。今日のウォーカーもランナーもこの事故を知る人はほとんどいないだろう。脇には地蔵が祀られている。
           
           
我々の折り返し点の水族館うみたまごはマラソンのスタート地点である。12時のスタートに向けて、スマートな選手達が軽やかにウォームアップをしている姿に羨望の眼差しをおくりながら、我々5人はのんびりと「おさる館」で休憩。ランナー向けのサ−ビスと思われるバナナを勧められて、遠慮を知らないオジサン達は2本も戴いてしまった。
           
もと来た道を西大分まで帰り、うどん屋で昼食。昼食後約10分で先頭が通過するといううどん屋の前が中間点を少し過ぎた24キロあたり。ここでランナーを応援することにした。先頭のペースメーカー二人のタイス(51)とムボテ(53)が来た。  
           
無風のいいコンディションと思っていたが、だんだん向かい風が吹いてきた。
           
30年ぶり参加の女子選手もがんばっていた。
           
           
伴走者を信頼して熱走する視覚障害者には、思わず声援も大きくなった。
           
42キロの長丁場を見事完走されんことを祈って、ガンバレと叫んだ。
後半やや風が出たが、ランナーにもウォーカーにもいいコンディションであった。ただ、春霞か新燃岳からの降灰か、遠景がかすんで眺望は今ひとつだったのが残念。帰りはまた西大分から亀川まで16分間の電車。西大分駅の乗降は初体験である。
速報によればマラソンの結果は以下の通り。
男子
1位 バダイ(モロッコ) 2時間10分14秒 マラソン初優勝
2位 ジェンガ(ヤクルト)2時間10分24秒
3位 前田和浩九電工) 2時間10分29秒
女子 
1位 望月千幸(キャノンアスリートクラブ九州) 2時間39分57秒 2位に13分以上の差をつけぶっちぎりの初優勝。
第47回大会の優勝者・清水昭コーチの先導により、5キロを18分台のペースで走るこを目標にした結果の優勝だそうだ。 
池中杯(県内選手1位)は 後藤将友日本文理大) 2時間25分44秒。
 
参加資格が3時間30分に緩和されたことと女子の参加で、今回は1939人の参加者だったという。別大マラソンも今後ますます市民マラソンとなっていきそうだ。
我々のウォーキング同好会の参加資格はただ一つ、「歩こうという意欲」だけである。
ランナーの派手なバンダナ春浅し  古希漢