Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

ヤマジノギク



一般に野菊と呼ばれるキク科の多年草は嫁菜・野紺菊・山路野菊・浜辺野菊など種類は多い(『俳句歳時記 角川書店』)。昨日の花卉研究所で露地栽培していたヤマジノギクは、漢字で書けば「山路野菊」であり、野生の山路野菊の改良種である。花屋やスーパーにも置いてあるごく普通の安価な菊であり、今夕もスーパーマンしているときに花売り場に並んでいた。
先日散歩した山際の路傍に原種の山路野菊を見つけ、デジカメしたのが冒頭の二枚である。
薄い紺色の野紺菊も白色もかそけく美しい。
芭蕉の「山路来て何やらゆかしすみれ草」の句を思い出した。すみれも野菊も摘み取って持って帰るなどせず、その場にあるがままを愛でるべし。