Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

戦争

月光の夏

昭和20年(1945)5月、吉岡公子は鳥栖国民学校の5年2組の教師として教壇に立っていました。教師といっても高等女学校を終えたばかりの、お下げ髪をリボンで結んだ18歳の「代用教員」でした。既に日本の敗色は濃く、本土の都市は連日米軍機の空襲…