Himagine雑記

思いついたときに気ままに書く雑記帳

オクラとモロヘイヤ



昨年の種子から育てたオクラを5月末に6株植えたのが、真夏に向けてトロロアオイそっくりの上品な花を毎日咲かせ、よく育っている。1〜2日ごとに採取しないとすぐに長刀のように大きく堅くなってしまう。食べ頃は手の中指の長さ頃だ。外つ国では‘レディースフィンガー’ともいうらしいが、長さはその通りだとして、表面に短く細かな毛があり、ちくちくと刺さることもある。調べてみるとアフリカが原産で、日本には幕末に入ってきた。塩で板ずりしてさっとゆで、そのままかマヨネーズで食べるとうまい。輪切りにしてよくかき混ぜると特有の粘りが出る。味噌汁に入れてもよい。ビタミンB,C,Eなどが多く含まれ、体内でビタミンAに変わるというカロチンはレタスの3倍とか。血圧を正常に保つカリウムや、血糖値上昇を抑えるペクチンを多く含む等々、カラダにいいことづくめのねばねば野菜なのである。

モロヘイヤ、といっても島国ニッポンのどこかの平野、ではない。エジプト原産の、これも横綱格のねばねば野菜で、食用部分は葉っぱである。今日も茶摘みのように葉を摘み、茹でて刻んでかき混ぜ、昼食時に糸引くモロヘイヤにカボス醤油を垂らして食した。調べてみると、これまたカラダに良さそうな栄養素がいっぱいである。ビタミンA,B,C,E,Kの他にホウレンソウの4,6倍のカロテン。カルシュウムもホウレンソウの9倍、ブロッコリーの10倍を含有する。毛髪維持、老化防止などの効果ありとのこと。含有栄養素の多さを、なんちゃホウレンソウが比べられているが、これではポパイもしょんぼりだ。
これら二つの外つ国のねばねば野菜を、国産の納豆に混ぜてかき回すと、もう箸が立ったまま倒れぬ位にねばってくる。こんなスバラシイ野菜をほぼ毎日食ってるせいか、草刈りボランティアや、サマーフェスタ準備や片付けに汗をかいて炎暑の下で長時間ネバッてがんばったが、熱中症にはかからずにいる。同じものを食っている連れ合いは、出かけるたびに私に無理をしないようにと注意してくれるのだが、彼女は今、夏風邪を引いてコホンコホンしている。
血糖値とか血圧、毛髪、老化などの文字に「ウン?」と敏感になってしまいテレビの健康番組や‘家庭の医学’などをつい見てしまう後期高齢者である。オクラやモロヘイヤを食って、たちまち霊験あらたかということは今のところは、まだない。しかしミニ菜園にけなげに育ち、うまいから食っているだけである。
今まで聞いたことがないが、誰か前立腺に効く野菜ってのをご存じないか?あれば、すぐ栽培するのだが…。